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これのことを終󠄃へて、イエス弟子でしたちとともにケデロンの小川をがは彼方かなたでたまふ。彼處かしこそのあり、イエス弟子でしたちとともどもたまふ。
When Jesus had spoken these words, he went forth with his disciples over the brook Cedron, where was a garden, into the which he entered, and his disciples.


Kidron
〔創世記2章15節〕
15 ヱホバかみ其人そのひととりかれをエデンのそのこれをさこれまもらしめたまへり
〔創世記3章23節〕
23 ヱホバかみかれをエデンのそのよりいだしそのとり造󠄃つくられたるところのつちたがへさしめたまへり
〔ヨハネ傳18章26節〕
26 だい祭司さいししもべ一人ひとりにて、ペテロにみみおとされしもの親族しんぞくなるがふ『われなんぢそのにてかれともなるをしならずや』
a garden
〔創世記2章15節〕
15 ヱホバかみ其人そのひととりかれをエデンのそのこれをさこれまもらしめたまへり
〔創世記3章23節〕
23 ヱホバかみかれをエデンのそのよりいだしそのとり造󠄃つくられたるところのつちたがへさしめたまへり
〔ヨハネ傳18章26節〕
26 だい祭司さいししもべ一人ひとりにて、ペテロにみみおとされしもの親族しんぞくなるがふ『われなんぢそのにてかれともなるをしならずや』
he
〔マタイ傳26章36節〕
36 こゝにイエスかれらとともにゲツセマネといふところにいたりて、弟子でしたちにたまふ『わが彼處かしこにゆきていのあひだ、なんぢら此處ここせよ』
〔マルコ傳14章32節〕
32 かれらゲツセマネとづくるところいたりしとき、イエス弟子でしたちにたまふ『わがいのあひだ、ここにせよ』
〔ルカ傳22章39節〕
39 遂󠄅つひでてつねのごとく、オリブやまたまへば、弟子でしたちもしたがふ。
〔ルカ傳22章40節〕
40 其處そこいたりてかれらにひたまふ『誘惑まどはしらぬやうにいのれ』
〔ヨハネ傳14章31節〕
31 されどくなるは、われの、父󠄃ちちあいし、父󠄃ちちめいたまふところに遵󠄅したがひておこなふことをらんためなり。起󠄃きよ、率󠄃いざここをるべし。
spoken
〔ヨハネ傳13章31節〕
31 ユダのでしのち、イエスたまふ『いまひと榮光えいくわうをうく、かみかれによりて榮光えいくわうをうけたまふ。~(35) たがひあひあいすることをせば、これによりてひとみななんぢらの弟子でしたるをらん』
〔ヨハネ傳13章35節〕
〔ヨハネ傳14章1節〕
1 『なんぢらこゝろさわがすな、かみしんじ、またわれしんぜよ。~(17) これは眞理しんり御靈みたまなり、はこれをくることあたはず、これをず、またらぬにる。なんぢらはこれる、かれなんぢらとともり、またなんぢらのうち居給ゐたまふべければなり。 〔ヨハネ傳14章17節〕
the brook
〔サムエル後書15章23節〕
23 こくちうみなおほごゑをあげてたみみな進󠄃すゝわうもまたキデロンがはわたりて進󠄃すゝたみみな進󠄃すゝみて道󠄃みちにおもむけり
〔列王紀略上15章13節〕
13 かれまたそのはゝマアカのアシラのざう造󠄃つくりしがためにこれおとしておほきさきたらしめざりきしかしてアサそのざうこぼちてキデロンのたにやきすてたり
〔列王紀略下23章6節〕
6 かれまたヱホバのいへよりアシラざうをとりいだしヱルサレムのそともちゆきてキデロンがはにいたりキデロンがはにおいてこれをきこれをうちくだきてとなしそのたみはかちら
〔列王紀略下23章12節〕
12 またユダの王等わうたちがアハズのらう屋背やねにつくりたる祭壇さいだんとマナセがヱホバのいへふたつにはにつくりたる祭壇さいだんとはわうこれをこぼちこれを其處そこよりとりくづしてその碎片くだけをキデロンがはになげすてたり
〔歴代志略下15章16節〕
16 さてまたアサわうはゝマアカ、アシラざうつくりしことありければアサこれをおとしておほきさきたらしめずそのざうきりたふして粉々こな〴〵くだきキデロンがはにてこれをやけ
〔歴代志略下30章14節〕
14 彼等かれらすなはち起󠄃たちてヱルサレムにあるもろ〳〵だんとりのぞきまた一切すべてかうだんとりのぞきてこれをキデロンがはなげすて
〔エレミヤ記31章40節〕
40 しかばね灰󠄃はひたにまたケデロンのたににいたるまでとひがしかたうまもんすみにいたるまでのすべて田地たはたみなヱホバの聖󠄄きよところとなり永遠󠄄えいゑんにおよぶまでふたゝぬかれまたたふさるることなかるべし

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ここは弟子でしたちと屡々しばしばあつまりたまところなれば、イエスをるユダもこのところれり。
And Judas also, which betrayed him, knew the place: for Jesus ofttimes resorted thither with his disciples.


for
〔マルコ傳11章11節〕
11 遂󠄅つひにエルサレムにいたりてみやり、すべてのもの見囘みまはし、ときはやくれおよびたれば、十二じふに弟子でしともにベタニヤにきたまふ。
〔マルコ傳11章12節〕
12 あくるかれらベタニヤよりきたりしとき、イエス飢󠄄たまふ。
〔ルカ傳21章37節〕
37 イエスひるみやにてをしへ、よるでてオリブといふやま宿やどりたまふ。
〔ルカ傳22章39節〕
39 遂󠄅つひでてつねのごとく、オリブやまたまへば、弟子でしたちもしたがふ。

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かくてユダは一組ひとくみ兵隊へいたい祭司長さいしちゃう・パリサイびとよりの下役したやくどもとをけて、炬火たいまつ燈火ともしび武器ぶきたづさへて此處ここにきたる。
Judas then, having received a band of men and officers from the chief priests and Pharisees, cometh thither with lanterns and torches and weapons.


Judas
〔マタイ傳26章47節〕
47 なほかたたまふほどに、よ、十二じふに弟子でし一人ひとりなるユダきたる、祭司長さいしちゃうたみ長老ちゃうらうらより遣󠄃つかはされたるおほいなる群衆ぐんじゅうつるぎぼうとをもちてこれ伴󠄃ともなふ。
〔マタイ傳26章55節〕
55 このときイエス群衆ぐんじゅうたまふ『なんぢら强盜がうたうむかふごとくつるぎぼうとをもち、われとらへんとてきたるか。われ日々ひゞみやしてをしへたりしに、なんぢわれとらへざりき。
〔マルコ傳14章43節〕
43 なほかたりゐたまふほどに、十二じふに弟子でし一人ひとりなるユダ、やがて近󠄃ちかづききたる、祭司長さいしちゃう學者がくしゃ長老ちゃうらうらより遣󠄃つかはされたる群衆ぐんじゅうつるぎぼうとをちてこれ伴󠄃ともなふ。
〔マルコ傳14章44節〕
44 イエスをるもの、あらかじめ合圖あひづしめしてふ『わが接吻くちつけするものはそれなり、これとらへてしかきゆけ』
〔マルコ傳14章48節〕
48 イエス人々ひとびとむかひてたまふ『なんぢら强盜がうたうにむかふごとつるぎぼうとをち、われとらへんとてきたるか。
〔ルカ傳22章47節〕
47 なほかたりゐたまふとき、よ、群衆ぐんじゅうあらはれ、十二じふに一人ひとりなるユダさきだちきたり、イエスに接吻くちつけせんとて近󠄃寄ちかよりたれば、~(53) われ日々ひびなんぢらとともみやりしにうへべざりき。れどいまなんぢらのとき、また暗󠄃黑くらき權威けんゐなり』
〔ルカ傳22章53節〕
〔ヨハネ傳13章2節〕
2 夕餐󠄃ゆふげのとき惡魔󠄃あくまはやくもシモンのイスカリオテのユダのこゝろに、イエスをらんとするおもひれたるが、
〔ヨハネ傳13章27節〕
27 ユダ一撮ひとつまみ食󠄃物くひものくるや、惡魔󠄃あくまかれにりたり。イエスかれひたまふ『なんぢがすことを速󠄃すみやかにせ』~(30) ユダ一撮ひとつまみ食󠄃物くひものくるや、たゞちにづ、ときよるなりき。
〔ヨハネ傳13章30節〕
〔使徒行傳1章16節〕
16兄弟きゃうだいたちよ、イエスをとらふるものどもの手引てびきとなりしユダにつきて、聖󠄄せいれいダビデのくちによりてあらかじめたまひし聖󠄄書せいしょは、かならず成就じゃうじゅせざるをざりしなり。
a band
〔詩篇3章1節〕
1 ヱホバよわれにあたするもののいかに蔓延はびこれるや われにさからひて起󠄃おこりたつものおほ
〔詩篇3章2節〕
2 わが靈魂たましひをあげつらひて かれはかみにすくはるることなしといふものぞおほき セラ
〔詩篇22章12節〕
12 おほくの牡牛をうしわれをめぐりバサンのちからつよき牡牛をうしわれをかこめり
〔ヨハネ傳18章12節〕
12 こゝにかの兵隊へいたい千卒長せんそつちゃう・ユダヤびと下役したやくども、イエスをとらへ、しばりてづアンナスのもとく、

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イエスおのれのぞまんとすることをことごとくり、進󠄃すゝみいでてかれらにひたまふ『たれ尋󠄃たづぬるか』
Jesus therefore, knowing all things that should come upon him, went forth, and said unto them, Whom seek ye?


Whom
〔列王紀略上18章10節〕
10 なんぢかみヱホバはくわがしゆひと遣󠄃つかはしてなんぢ尋󠄃たづねざるたみはなくくにはなししエリヤはをらずといふときそのくにそのたみをしてなんぢずといふちかひなさしめたり
〔列王紀略上18章14節〕
14 しかるにいまなんぢゆきなんぢしゆにエリヤはこゝにありとつげよとしからばかれわれころすならん~(18) かれこたへけるはわれはイスラエルをなやまさずたゞなんぢなんぢ父󠄃ちゝいへこれなやますなりすなは汝等なんぢらはヱホバの命令めいれいかつなんぢはバアルにしたがひたり 〔列王紀略上18章18節〕
〔ネヘミヤ記6章11節〕
11 われいひけるはわがごときひといかで逃󠄄にぐべけんやわがごときにしてたれ神殿しんでんいり生命いのち全󠄃まつたうすることをんやわれいらじと
〔詩篇3章6節〕
6 われをかこみてたちかまへたる千萬ちよろづひとをもわれはおそれじ
〔詩篇27章3節〕
3 たとひいくさびとえいをつらねてわれをせむるともわがこゝろおそれじ たとひたゝかひおこりてわれをせむるともわれになほたのみあり
〔箴言28章1節〕
1 惡者あしきもの逐󠄃ものなけれども逃󠄄義者ただしきもの獅子しゝのごとくにいさまし
〔ペテロ前書4章1節〕
1 キリスト肉體にくたいにて苦難くるしみたまひたれば、なんぢらもまたおなじこゝろをもてみづかよろへ。――肉體にくたいにて苦難くるしみくるものつみむるなり――
knowing
〔マタイ傳16章21節〕
21 このときよりイエス・キリスト、弟子でしたちに、おのれのエルサレムにきて、長老ちゃうらう祭司長さいしちゃう學者がくしゃらよりおほくの苦難くるしみけ、かつころされ、三日みっかめによみがへるべきことしめはじめたまふ。
〔マタイ傳17章22節〕
22 かれらガリラヤにつどひをるとき、イエスひたまふ『ひとひとわたされ、
〔マタイ傳17章23節〕
23 人々ひとびとこれころさん、かく三日みっかめによみがへるべし』弟子でしたちいたかなしめり。
〔マタイ傳20章18節〕
18よ、われらエルサレムにのぼる、ひと祭司長さいしちゃう學者がくしゃらにわたされん。かれこれさだめ、
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔マタイ傳26章2節〕
2 『なんぢらのるごとく、二日ふつかのち過󠄃越すぎこしまつりなり、ひと十字架じふじかにつけられんためらるべし』
〔マタイ傳26章21節〕
21 食󠄃しょくするときたまふ『まことになんぢらにぐ、なんぢらのうち一人ひとり、われをらん』
〔マタイ傳26章31節〕
31 ここにイエス弟子でしたちにたまふ『今宵󠄃こよひなんぢらみなわれにきてつまづかん「われ牧羊者ひつじかいたん、さらばむれひつじるべし」としるされたるなり。
〔マルコ傳10章33節〕
33よ、われらエルサレムにあがる。ひと祭司長さいしちゃう學者がくしゃらにわたされん。かれさだめて、異邦人いはうじんわたさん。
〔マルコ傳10章34節〕
34 異邦人いはうじん嘲弄てうろうし、つばきし、むちうち、遂󠄅つひころさん、かくかれ三日みっかのちよみがへるべし』
〔ルカ傳18章31節〕
31 イエス十二じふに弟子でし近󠄃ちかづけてひたまふ『よ、われらエルサレムにのぼる。ひとにつき預言者よげんしゃたちによりてしるされたるすべてのことは、遂󠄅げらるべし。~(33) かれこれをむちうち、かつころさん。かくかれ三日みっかめによみがへるべし』 〔ルカ傳18章33節〕
〔ルカ傳24章6節〕
6 かれ此處ここいまさず、よみがへりたまへり。なほガリラヤに居給ゐたまへるとき、如何いかかたたまひしかをおもでよ。
〔ルカ傳24章7節〕
7 すなはち「ひとかならつみあるひとわたされ、十字架じふじかにつけられ、かつ三日みっかめによみがへるべし」とたまへり』
〔ルカ傳24章44節〕
44 またたまふ『これらのことは、がなほなんぢらとともりしときかたりて、われきモーセの律法おきて預言者よげんしゃおよびへんしるされたるすべてのことは、かなら遂󠄅げらるべしとひし所󠄃ところなり』
〔ヨハネ傳10章17節〕
17 これによりて父󠄃ちちわれあいたまふ、それはわれふたたび生命いのちんために生命いのちつるゆゑなり。
〔ヨハネ傳10章18節〕
18 ひとこれをわれよりるにあらず、われみづからつるなり。われこれをすつるけんあり、またこれをけんあり、われこの命令めいれいをわが父󠄃ちちよりけたり』
〔ヨハネ傳13章1節〕
1 過󠄃越すぎこしのまつりの前󠄃まへに、イエスこのりて父󠄃ちちくべきおのとききたれるをり、おのれものあいしてきはみまでこれあいたまへり。
〔ヨハネ傳19章28節〕
28 こののちイエスよろづこと終󠄃をはりたるをりて、――聖󠄄書せいしょ全󠄃まったうせられんために――『われかわく』とたまふ。
〔使徒行傳2章28節〕
28 なんぢ生命いのち道󠄃みちわれしめたまへり、 御顏みかほ前󠄃まへにてわれ勸喜よろこび滿みたたまはん」
〔使徒行傳4章24節〕
24 これきてみなこゝろひとつにし、かみむかひ、こゑげてふ『しゅよ、なんぢてんうみなかのあらゆるものとを造󠄃つくたまへり。~(28) 御手みて御旨みむねとにて、るべしとあらかじめさだたまひしことをなせり。 〔使徒行傳4章28節〕
〔使徒行傳20章22節〕
22 よ、いまわれはこゝろからめられて、エルサレムにく。彼處かしこにて如何いかなることわれおよぶかをらず。~(23) ただ聖󠄄せいれいいづれのまちにてもわれあかしして縲絏なはめ患難なやみわれてりとげたまふ。 〔使徒行傳20章23節〕

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こたふ『ナザレのイエスを』イエスひたまふ『われはそれなり』イエスをるユダもかれらとともてり。
They answered him, Jesus of Nazareth. Jesus saith unto them, I am he. And Judas also, which betrayed him, stood with them.


Jesus
〔マタイ傳2章23節〕
23 ナザレといふまちいたりて住󠄃みたり。これは預言者よげんしゃたちにりて、かれはナザレびとよばれん、とはれたることば成就じゃうじゅせんためなり。
〔マタイ傳21章11節〕
11 群衆ぐんじゅういふ『これガリラヤのナザレよりでたる預言者よげんしゃイエスなり』
〔ヨハネ傳1章46節〕
46 ナタナエルふ『ナザレよりなにものづべき』ピリポいふ『きたりてよ』
〔ヨハネ傳19章19節〕
19 ピラト罪標すてふだきて十字架じふじかうへかゝぐ『ユダヤびとわう、ナザレのイエス』としるしたり。
stood
〔イザヤ書3章9節〕
9 かれらの面色かほばせはそのあしきことのあかしをなし ソドムのごとくそのつみをあらはしてかくすことをせざるなり かれらの靈魂たましひはわざはひなるかなみづからそのあくむくいをとれり
〔エレミヤ記8章12節〕
12 かれ憎にくむべきことをなして恥辱はづかしめらるれどすこしはぢずまたはぢらずこのゆゑかれらはたふるるものともたふれんわがかれらをばつするときかれらつまづくべしとヱホバいひたまふ

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われはそれなり』とたまひしとき、かれら後退󠄃あとしざりしてたふれたり。
As soon then as he had said unto them, I am he, they went backward, and fell to the ground.


they went
〔列王紀略下1章9節〕
9 こゝおいわう五十にんかしらとその五十にんをエリヤの所󠄃ところ遣󠄃つかはせりかれエリヤの所󠄃ところのぼりゆくによエリヤはやまいただきたりかれエリヤにいひけるはかみひとわういひたまふくだるべし~(15) ときにヱホバの使つかひエリヤにいひけるはかれとともにくだれかれをおそるることなかれとエリヤすなはち起󠄃たちてかれとともにくだわうもといたり 〔列王紀略下1章15節〕
〔詩篇27章2節〕
2 われのてきわれのあたなるあしきものおそひきたりてわがにくをくらはんとせしがつまづきかつたふれたり
〔詩篇40章14節〕
14 ねがはくはわが靈魂たましひをたづねほろぼさんとするもののみなはぢあわてんことを わが害󠄅そこなはるるをよろこぶもののみなうしろにしりぞきてはぢをおはんことを
〔詩篇70章2節〕
2 わが靈魂たましひをたづぬるもののはぢあわてんことを わが害󠄅そこなはるるをよろこぶもののうしろにしりぞきてはぢをおはんことを
〔詩篇70章3節〕
3 ああよやよやといふもののおのがはぢによりてうしろにしりぞかんことを
〔詩篇129章5節〕
5 シオンをにくむものはみなはぢをおびてしりぞかせらるべし
〔ルカ傳9章54節〕
54 弟子でしのヤコブ、ヨハネ、これをふ『しゅよ、われらが《[*]》てんよりくだしてかれらをほろぼすことをほったまふか』[*諸異本「エリヤの爲しし如く」の句あり。]~(56) 遂󠄅つひあひともほかむらきたまふ。
〔ルカ傳9章56節〕
〔使徒行傳4章29節〕
29 しゅよ、いまかれらの脅喝おびやかし御覽みそなはし、しもべらに御言みことばいさゝかもおくすることなくかたらせ、
〔使徒行傳4章30節〕
30 御手みてをのべてほどこさせ、なんぢ聖󠄄せいなるしもべイエスのによりてしるし不思議ふしぎとをおこなはせたまへ』

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こゝふたゝび『たれを尋󠄃たづぬるか』とたまへば『ナザレのイエスを』とふ。
Then asked he them again, Whom seek ye? And they said, Jesus of Nazareth.


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イエスこたたまふ『われはそれなりとすでげたり、われ尋󠄃たづぬるならば人々ひとびとるをゆるせ』
Jesus answered, I have told you that I am he: if therefore ye seek me, let these go their way:


if
〔イザヤ書53章6節〕
6 われらはみなひつじのごとく迷󠄃まよひておのおのおの道󠄃みちにむかひゆけり しかるにヱホバはわれらすべてのものの不義ふぎをかれのうへにおきたまへり
〔エペソ書5章25節〕
25 をっとたるものよ、キリストの敎會けうくわいあいし、これがためにおのれたまひしごとくなんぢらもつまあいせよ。
let
〔マタイ傳26章56節〕
56 されどかくごとくなるは、みな預言者よげんしゃたちのふみ成就じゃうじゅせんためなり』こゝ弟子でしたちみなイエスをてて逃󠄄げさりぬ。
〔マルコ傳14章50節〕
50 のとき弟子でしみなイエスをてて逃󠄄る。
(52) 亞麻󠄃あまぬのはだかにて逃󠄄れり。
〔マルコ傳14章52節〕
〔ヨハネ傳10章28節〕
28 われかれらに永遠󠄄とこしへ生命いのちあたふれば、かれらは永遠󠄄とこしへほろぶることなく、又󠄂またかれらをよりうばものあらじ。
〔ヨハネ傳13章1節〕
1 過󠄃越すぎこしのまつりの前󠄃まへに、イエスこのりて父󠄃ちちくべきおのとききたれるをり、おのれものあいしてきはみまでこれあいたまへり。
〔ヨハネ傳13章36節〕
36 シモン・ペテロふ『しゅよ、何處いづこにゆきたまふか』イエスこたたまふ『わがところに、なんぢいましたがふことあたはず。されどのちしたがはん』
〔ヨハネ傳16章32節〕
32 よ、なんぢらちらされて各自おのおのおのがところにゆき、われをひとり遺󠄃のこすときいたらん、いなすでにいたれり。れどわれひとりるにあらず、父󠄃ちちわれとともいますなり。
〔コリント前書10章13節〕
13 なんぢらが遭󠄃ひし試煉こゝろみひとつねならぬはなし。かみ眞實まことなれば、なんぢらを忍󠄄しのぶことあたはぬほどの試煉こゝろみ遭󠄃はせたまはず。なんぢらが試煉こゝろみ忍󠄄しのぶことをんために、これとものがるべき道󠄃みちそなたまはん。
〔コリント後書12章9節〕
9 ひたまふ『わが恩惠めぐみなんぢにれり、わが能力ちから弱󠄃よわきうちに全󠄃まったうせらるればなり』ればキリストの能力ちからわれおほはんために、むしおほいよろこびて微弱󠄃よわきほこらん。
〔ペテロ前書5章7節〕
7 又󠄂またもろもろの心勞こゝろづかひかみゆだねよ、かみなんぢらのためおもんぱかりたまへばなり。

前に戻る 【ヨハネ傳18章9節】

これさきに『なんぢのわれたまひしものうちよりわれ一人ひとりをもうしなはず』とたまひしことば成就じゃうじゅせんためなり。
That the saying might be fulfilled, which he spake, Of them which thou gavest me have I lost none.


Of
〔ヨハネ傳17章12節〕
12 われかれらとともにをるあひだ、われにたまひたるなんぢ御名みなうちかれらをまもり、かつ保護ほごしたり。のうち一人ひとりだにほろびず、ただほろびのみほろびたり、聖󠄄書せいしょ成就じゃうじゅせんためなり。

前に戻る 【ヨハネ傳18章10節】

シモン・ペテロつるぎをもちたるが、これだい祭司さいししもべちて、そのみぎみみおとす、しもべはマルコスとふ。
Then Simon Peter having a sword drew it, and smote the high priest's servant, and cut off his right ear. The servant's name was Malchus.


(Whole verse)
〔マタイ傳26章51節〕
51 よ、イエスとともにありしもののひとりをのべ、つるぎきて、だい祭司さいししもべをうちて、そのみゝおとせり。~(54) もししかせばくあるべくしるしたる聖󠄄書せいしょはいかで成就じゃうじゅすべき』 〔マタイ傳26章54節〕
〔マルコ傳14章30節〕
30 イエスたまふ『まことになんぢぐ、今日けふこのにはとりふたたび前󠄃まへに、なんぢたびわれいなむべし』
〔マルコ傳14章47節〕
47 かたはらにもののひとり、つるぎき、だい祭司さいししもべちて、みゝおとせり。
〔ルカ傳22章33節〕
33 シモンふ『しゅよ、われなんぢとともにひとやにまでも、にまでもかんと覺悟かくごせり』
〔ルカ傳22章49節〕
49 御側みそばものどもことおよばんとするをふ『しゅよ、われらつるぎをもてつべきか』~(51) イエスこたへてひたまふ『これにてゆるせ』しかしてしもべみみをつけていやたまふ。 〔ルカ傳22章51節〕
〔ヨハネ傳18章26節〕
26 だい祭司さいししもべ一人ひとりにて、ペテロにみみおとされしもの親族しんぞくなるがふ『われなんぢそのにてかれともなるをしならずや』

前に戻る 【ヨハネ傳18章11節】

イエス、ペテロにひたまふ『つるぎさやをさめよ、父󠄃ちちわれたまひたる酒杯さかづきは、われまざらんや』

Then said Jesus unto Peter, Put up thy sword into the sheath: the cup which my Father hath given me, shall I not drink it?


Put
〔ヨハネ傳18章36節〕
36 イエスこたたまふ『わがくにはこののものならず、くにこののものならば、しもべわれをユダヤびとわたさじとたゝかひしならん。れどくによりのものならず』
〔コリント後書6章7節〕
7 まことことばかみ能力ちから左右さいうちたる武器ぶきとにより、
〔コリント後書10章4節〕
4 それわれらの戰爭たゝかひ武器ぶきにくぞくするにあらず、かみ前󠄃まへには城砦とりでやぶるほどの能力ちからあり、我等われらはもろもろの論説ろんせつやぶり、
〔エペソ書6章11節〕
11 惡魔󠄃あくまてだてむかひてんために、かみ武具󠄄ぶぐをもてよろふべし。~(17) またすくひかぶとおよび御靈みたまつるぎ、すなはちかみことばれ。 〔エペソ書6章17節〕
my
〔ルカ傳12章30節〕
30 これみな異邦人いはうじんせつもとむる所󠄃ところなれど、なんぢらの父󠄃ちちこれものの、なんぢらに必要󠄃ひつえうなるをたまへばなり。
〔ヨハネ傳11章41節〕
41 ここに人々ひとびといしけたり。イエスげてひたまふ『父󠄃ちちよ、われにききたまひしをしゃす。
〔ヨハネ傳11章42節〕
42 つねにききたまふをわれる。しかるにふは、かたはらに群衆ぐんじゅうためにして、なんぢわれ遣󠄃つかはたまひしことをこれしんぜしめんとてなり』
〔ヨハネ傳12章27節〕
27 いまわがこゝろさわぐ、われなにをふべきか。父󠄃ちちよ、このときよりわれを《[*]》すくたまへ、されどわれこのためにこのときいたれり。[*或は「救ひ給へといふべきか」と譯す。]
〔ヨハネ傳12章28節〕
28 父󠄃ちちよ、御名みな榮光えいくわうをあらはしたまへ』こゝてんよりこゑいでてふ『われすで榮光えいくわうをあらはしたり、またさらにあらはさん』
〔ヨハネ傳15章10節〕
10 なんぢらし、わが誡命いましめをまもらば、あいにをらん、われわが父󠄃ちち誡命いましめまもりて、そのあいるがごとし。
〔ヨハネ傳17章24節〕
24 父󠄃ちゝよ、望󠄇のぞむらくは、われたまひたる人々ひとびとるところにわれともにをり、はじめ前󠄃さきよりわれあいたまひしによりて、なんぢわれたまひたる榮光えいくわうんことを。
〔ヨハネ傳20章17節〕
17 イエスたまふ『われにさはるな、われいまだ父󠄃ちちもとのぼらぬゆゑなり。兄弟きゃうだいたちにきて「われはわが父󠄃ちちすなはなんぢらの父󠄃ちち、わがかみすなはなんぢらのかみのぼる」といへ』
〔ロマ書8章15節〕
15 なんぢらはふたゝおそれいだくためにしもべたるれいけしにあらず、とせられたるものれいけたり、これによりてわれらはアバ父󠄃ちちぶなり。~(18) われおもうに、いまとき苦難くるしみは、われらのうへあらはれんとする榮光えいくわうにくらぶるにらず。 〔ロマ書8章18節〕
〔ヘブル書12章5節〕
5 またぐるごとくなんぢらにたまひし勸言すゝめわすれたり。いはく 『わがよ、しゅ懲戒こらしめかろんずるなかれ、 しゅいましめらるるときむなかれ。~(10) そは肉體にくたい父󠄃ちちしばらくのあひだそのこゝろのままにこらしむることをしが、靈魂たましひ父󠄃ちちわれらをえきするために、その聖󠄄潔󠄄きよきあづからせんとてこらしめたまへばなり。 〔ヘブル書12章10節〕
the cup
〔詩篇75章8節〕
8 ヱホバのみてにさかづきありてさけあわだてり そのなかにものまじりてみつ かみこれをそそぎいだせり まことにそのおりのすべてのあしきものしぼりてむべし
〔エゼキエル書23章31節〕
31 なんぢそのあね途󠄃みちあゆみたればわれかれのさかづきなんぢわた
〔マタイ傳20章22節〕
22 イエスこたへてたまふ『なんぢらはもとむる所󠄃ところらず、まんとする酒杯さかづきるか』かれらふ『るなり』
〔マタイ傳26章39節〕
39 すこ進󠄃すゝみゆきて、平󠄃伏ひれふいのりてたまふ『わが父󠄃ちちよ、もしべくば酒杯さかづきわれより過󠄃らせたまへ。されど意󠄃こゝろまゝにとにはあらず、御意󠄃みこゝろのままにたまへ』
〔マタイ傳26章42節〕
42 また二度ふたゝびゆきいのりてたまふ『わが父󠄃ちちよ、この酒杯さかづきもしわれまでは過󠄃りがたくば、御意󠄃みこゝろのままにたまへ』
〔マルコ傳10章38節〕
38 イエスたまふ『なんぢらはもとむる所󠄃ところらず、なんぢわが酒杯さかづきみ、くるバプテスマをるか』
〔マルコ傳10章39節〕
39 かれいふ『るなり』イエスたまふ『なんぢら酒杯さかづきみ、またくるバプテスマをくべし。
〔マルコ傳14章35節〕
35 すこ進󠄃すゝみゆきて、平󠄃伏ひれふし、しもべくばときおのれより過󠄃かんことをいのりてたま
〔マルコ傳14章36節〕
36 『《[*]》アバ父󠄃ちちよ、父󠄃ちちにはあたはぬことなし、酒杯さかづきわれよりたまへ。されど意󠄃こゝろのままをさんとにあらず、御意󠄃みこゝろのままをたまへ』[*「父󠄃」の義なり。]
〔ルカ傳22章42節〕
42父󠄃ちちよ、御旨みむねならば、酒杯さかづきわれよりりたまへ、れど意󠄃こゝろにあらずして御意󠄃みこゝろらんことをねがふ』
〔ヘブル書12章2節〕
2 信仰しんかう導󠄃師みちびきてまたこれ全󠄃まったうするものなるイエスをあふるべし。かれはその前󠄃まへかれたる歡喜よろこびのために、はぢをもいとはずして十字架じふじかをしのび、遂󠄅つひかみ御座みくらみぎたまへり。

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こゝにかの兵隊へいたい千卒長せんそつちゃう・ユダヤびと下役したやくども、イエスをとらへ、しばりてづアンナスのもとく、
Then the band and the captain and officers of the Jews took Jesus, and bound him,


bound
〔創世記22章9節〕
9 遂󠄅つひかみかれしめしたまへるところいたれりこゝにおいてアブラハム彼處かしこだんきづ柴薪たきぎ臚列ならそのイサクをしばりてこれだん柴薪たきぎうへせたり
〔創世記40章3節〕
3 これ侍衞じゑいかしらいへうちなるひとや幽囚とらふヨセフがつながれをる所󠄃ところなり
〔士師記16章21節〕
21 ペリシテびとすなはちかれとらまなこくじりてこれをガザにひきくだあかがねくさりをもてこれつなげりかくてサムソンは囚獄ひとやのうちにうす挽居ひきゐたりしが
〔詩篇118章27節〕
27 ヱホバはかみなり われらにひかりをあたへたまへり なはをもて祭壇さいだんつのにいけにへをつなげ
〔マタイ傳27章2節〕
2 遂󠄅つひこれしばり、きゆきて總督そうとくピラトにわたせり。
〔マルコ傳15章1節〕
1 あくるやたゞちに、祭司長さいしちゃう長老ちゃうらう學者がくしゃら、すなは全󠄃ぜん議會ぎくわいともにあひはかりて、イエスをしばきゆきて、ピラトにわたす。
the band
〔マタイ傳26章57節〕
57 イエスをとらへたるものども、學者がくしゃ長老ちゃうらうらのあつまだい祭司さいしカヤパのもときゆく。
〔マルコ傳14章53節〕
53 人々ひとびとイエスをだい祭司さいしもときたれば、祭司長さいしちゃう長老ちゃうらう學者がくしゃみなあつまる。
〔ルカ傳22章54節〕
54 遂󠄅つひ人々ひとびとイエスをとらへて、だい祭司さいしいへきゆく。ペテロ遠󠄄とほはなれてしたがふ。
〔ヨハネ傳18章3節〕
3 かくてユダは一組ひとくみ兵隊へいたい祭司長さいしちゃう・パリサイびとよりの下役したやくどもとをけて、炬火たいまつ燈火ともしび武器ぶきたづさへて此處ここにきたる。
the captain
〔使徒行傳21章31節〕
31 かれらパウロをころさんとしとき、軍隊ぐんたい千卒長せんそつちゃうに、エルサレムぢゅうさわぎてりとのこときこえたれば、
〔使徒行傳21章37節〕
37 パウロ陣營ぢんえいれられんとるとき、千卒長せんそつちゃうふ『われなんぢかたりてきか』かれふ『なんぢギリシヤことばるか。
〔使徒行傳22章24節〕
24 千卒長せんそつちゃう人々ひとびとなにゆゑパウロにむかひてさけよばはるかをらんとし、むちうちてしらぶることをめいじて、かれ陣營ぢんえいれしむ。~(28) 千卒長せんそつちゃうこたふ『われおほくのきんをもてたみせきたり』パウロふ『われうまれながらなり』 〔使徒行傳22章28節〕
〔使徒行傳23章10節〕
10 紛爭あらそひいよいよはげしくりたれば、千卒長せんそつちゃう、パウロのかれらにひきさかれんことをおそれ、兵卒へいそつどもにめいじてくだりゆかしめ、かれらのなかより引取ひきとりて陣營ぢんえいきたらしめたり。
〔使徒行傳23章17節〕
17 パウロ百卒長ひゃくそつちゃう一人いちにんびてふ『この若者わかもの千卒長せんそつちゃうにつれけ、ぐることあり』~(22) ここに千卒長せんそつちゃう若者わかものに『これらのことわれうったへたりとたれにもかたるな』とめいじてかへせり。 〔使徒行傳23章22節〕

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アンナスはそのとしだい祭司さいしなるカヤパのしうとなり。
And led him away to Annas first; for he was father in law to Caiaphas, which was the high priest that same year.


Annas
〔ルカ傳3章2節〕
2 アンナスとカヤパとはだい祭司さいしたりしとき、かみことば荒野あらのにてザカリヤのヨハネにのぞむ。
〔使徒行傳4章6節〕
6 だい祭司さいしアンナス、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデルおよだい祭司さいし一族いちぞくみなつどひて、
led
〔マタイ傳26章57節〕
57 イエスをとらへたるものども、學者がくしゃ長老ちゃうらうらのあつまだい祭司さいしカヤパのもときゆく。
that
〔ヨハネ傳11章51節〕
51 これはおのれよりへるにあらず、このとしだい祭司さいしなれば、イエスの國人くにびとのため、
〔ヨハネ傳18章24節〕
24 こゝにアンナス、イエスをしばりたるままにて、だい祭司さいしカヤパのもと送󠄃おくれり。

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カヤパはさきにユダヤびとに、一人ひとりたみのためにぬるはえきなることすゝめしものなり。

Now Caiaphas was he, which gave counsel to the Jews, that it was expedient that one man should die for the people.


Caiaphas
〔ヨハネ傳11章49節〕
49 そのうち一人ひとりにてとしだい祭司さいしなるカヤパふ『なんぢらなにをもらず。~(52) 又󠄂またただに國人くにびとためのみならず、りたるかみらをひとつにあつめんためたまふことを預言よげんしたるなり。 〔ヨハネ傳11章52節〕

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シモン・ペテロおよほか一人ひとり弟子でし、イエスにしたがふ。この弟子でしだい祭司さいしられたるものなれば、イエスとともだい祭司さいしにはりしが、
And Simon Peter followed Jesus, and so did another disciple: that disciple was known unto the high priest, and went in with Jesus into the palace of the high priest.


Simon
〔マタイ傳26章58節〕
58 ペテロ遠󠄄とほはなれイエスにしたがひてだい祭司さいし中庭なかにはまでいたり、その成行なりゆきんとて、そこに下役したやくどもとともせり。~(68) 『キリストよ、われらに預言よげんせよ、なんぢをうちしものたれなるか』
〔マタイ傳26章68節〕
〔マルコ傳14章54節〕
54 ペテロ遠󠄄とほはなれてイエスにしたがひ、だい祭司さいし中庭なかにはまでり、下役したやくどもとともしてあたゝまりゐたり。
〔ルカ傳22章54節〕
54 遂󠄅つひ人々ひとびとイエスをとらへて、だい祭司さいしいへきゆく。ペテロ遠󠄄とほはなれてしたがふ。

前に戻る 【ヨハネ傳18章16節】

ペテロはかどそとてり。ここにだい祭司さいしられたる弟子でしいでて、かどまもをんなものひてペテロをれしに、
But Peter stood at the door without. Then went out that other disciple, which was known unto the high priest, and spake unto her that kept the door, and brought in Peter.


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かどまも婢女はしため、ペテロにふ『なんぢもひと弟子でし一人ひとりなるか』かれふ『しからず』
Then saith the damsel that kept the door unto Peter, Art not thou also one of this man's disciples? He saith, I am not.


I am not
〔マタイ傳26章33節〕
33 ペテロこたへてふ『假令たとひみななんぢきてつまづくともわれはいつまでもつまづかじ』
〔ヨハネ傳18章5節〕
5 こたふ『ナザレのイエスを』イエスひたまふ『われはそれなり』イエスをるユダもかれらとともてり。
〔ヨハネ傳18章8節〕
8 イエスこたたまふ『われはそれなりとすでげたり、われ尋󠄃たづぬるならば人々ひとびとるをゆるせ』
〔ヨハネ傳21章15節〕
15 かく食󠄃しょくしたるのち、イエス、シモン・ペテロにたまふ『ヨハネのシモンよ、なんぢこのものどもに勝󠄃まさりてわれを《[*]》あいするか』ペテロいふ『しゅよ、しかり、わがなんぢを《[△]》あいすることは、なんぢたまふ』イエスたまふ『わが羔羊こひつじ養󠄄やしなへ』[*と△と原語を異にす。]
the damsel
〔マタイ傳26章69節〕
69 ペテロそとにて中庭なかにはしゐたるに、一人ひとり婢女はしためきたりてふ『なんぢも、ガリラヤびとイエスとともにゐたり』
〔マタイ傳26章70節〕
70 かれすべてのひと前󠄃まへうけがはずしてふ『われはなんぢふことをらず』
〔マルコ傳14章66節〕
66 ペテロしたにて中庭なかにはにをりしに、だい祭司さいし婢女はしため一人ひとりきたりて、~(68) ペテロうけがはずして『われはなんぢふことをらず、又󠄂またその意󠄃こゝろをもさとらず』とひてにはぐちでたり。《[*]》[*異本六八節の末に「時に鷄なきぬ」といふ句あり。] 〔マルコ傳14章68節〕
〔ルカ傳22章54節〕
54 遂󠄅つひ人々ひとびとイエスをとらへて、だい祭司さいしいへきゆく。ペテロ遠󠄄とほはなれてしたがふ。
〔ルカ傳22章56節〕
56 婢女はしためペテロのひかりけてるを、これにそゝぎてふ『このひとかれともにゐたり』
〔ルカ傳22章57節〕
57 ペテロうけがはずしてふ『をんなよ、われかれらず』
〔ヨハネ傳18章16節〕
16 ペテロはかどそとてり。ここにだい祭司さいしられたる弟子でしいでて、かどまもをんなものひてペテロをれしに、

前に戻る 【ヨハネ傳18章18節】

ときさむくしてしもべ下役したやくども炭火すみびおこし、そのかたはらにちてあたゝまりりしに、ペテロもともちてあたゝまりゐたり。

And the servants and officers stood there, who had made a fire of coals; for it was cold: and they warmed themselves: and Peter stood with them, and warmed himself.


Peter
〔創世記49章6節〕
6 わがたましひよかれらのせきにのぞむなかれわがたからよかれらの集會あつまりにつらなるなかれ彼等かれらそのいかりにまかせてひとをころしその意󠄃こゝろにまかせてうし筋截すじきりたればなり
〔列王紀略上19章9節〕
9 彼處かしこにてかれ洞穴󠄄ほらあなりて其處そこ宿やどりしがしゆことばかれのぞみてかれいひけるはエリヤよなんぢこゝにてなになす
〔詩篇1章1節〕
1 あしきものの謀略はかりごとにあゆまず つみびとの途󠄃みちにたたず あざけるもののにすわらぬものはさいはひなり
〔詩篇26章4節〕
4 われはむなしきひととともにすわらざりき あくをいつはりかざるものとともにはゆかじ~(10) かかるひとにはあしきくはだてあり そのみぎ賄賂まひなひにてみつ 〔詩篇26章10節〕
〔箴言13章20節〕
20 智慧󠄄ちゑあるものともにあゆむものは智慧󠄄ちゑをえ おろかなるものともとなるものはあしくなる
〔使徒行傳4章23節〕
23 かれゆるされて、そのとももとにゆき、祭司長さいしちゃう長老ちゃうらうらのひしすべてのことをげたれば、
〔コリント前書15章33節〕
33 なんぢらあざむかるな、しき交際まじはり風儀ならはし害󠄅そこなふなり。
〔コリント後書6章15節〕
15 キリストとベリアルとなに調和てうわかあらん、信者しんじゃ信者しんじゃなに關係かかはりかあらん。~(17) このゆゑに 『しゅいひたまふ、 「なんぢかれらのうちよりで、これはなれ、 けがれたるものさはるなかれ」と。 さらばわれなんぢらをけ、 〔コリント後書6章17節〕
〔エペソ書5章11節〕
11 むすばぬ暗󠄃くらわざくみすることなくかへつてこれめよ。
〔エペソ書5章12節〕
12 かれらがかくれておこなふことはこれふだにづべきことなり。
for
〔ルカ傳22章44節〕
44 イエスかなしみ迫󠄃せまり、いよいよせついのたまへば、あせ地上ちじゃうつるしづくごとし。
who
〔マルコ傳14章54節〕
54 ペテロ遠󠄄とほはなれてイエスにしたがひ、だい祭司さいし中庭なかにはまでり、下役したやくどもとともしてあたゝまりゐたり。
〔ルカ傳22章55節〕
55 人々ひとびと中庭なかにはのうちにきて、諸共もろともしたれば、ペテロもそのなかす。
〔ルカ傳22章56節〕
56 婢女はしためペテロのひかりけてるを、これにそゝぎてふ『このひとかれともにゐたり』
〔ヨハネ傳18章25節〕
25 シモン・ペテロちてあたゝまりたるに、人々ひとびといふ『なんぢもかれ弟子でし一人ひとりなるか』いなみてふ『しからず』

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ここにだい祭司さいし、イエスにその弟子でしとそのをしへとにつきてひたれば、
The high priest then asked Jesus of his disciples, and of his doctrine.


asked
〔ルカ傳11章53節〕
53 此處ここよりたまへば、學者がくしゃ・パリサイびとはげしくせて樣々さまざまのことをなじりはじめ、
〔ルカ傳11章54節〕
54 そのくちより何事なにごとをかとらへんと待構まちかまへたり。
〔ルカ傳20章20節〕
20 かくてかれうかゞひ、イエスをつかさ支配しはい權威けんゐとのもとわたさんとて、そのことばとらふるために義人ぎじんさましたる間諜まはしものどもを遣󠄃つかはしたれば、

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イエスこたたまふ『われ公然おほやけかたれり、すべてのユダヤびとあひつど會堂くわいだうみやとにてつねをしへ、ひそかにはなにをもかたりしことなし。
Jesus answered him, I spake openly to the world; I ever taught in the synagogue, and in the temple, whither the Jews always resort; and in secret have I said nothing.


I spake
〔詩篇22章22節〕
22 われなんぢのをわが兄弟はらからにのべつたへ なんぢをつどひのなかにてほめたたへん
〔詩篇40章9節〕
9 われおほいなるつどひにてをつげしめせり よわれ口唇くちびるをとぢず ヱホバよなんぢこれをしりたまふ
〔マタイ傳4章23節〕
23 イエスあまねくガリラヤを巡󠄃めぐり、會堂くわいだうにてをしへをなし、御國みくに福音󠄃ふくいんべつたへ、たみうちのもろもろのやまひ、もろもろの疾患わづらひをいやしたまふ。
〔マタイ傳9章35節〕
35 イエスあまねまちむらとを巡󠄃めぐり、その會堂くわいだうにてをしへ、御國みくに福音󠄃ふくいんべつたへ、諸般もろもろやまひ、もろもろの疾患わずらひをいやしたまふ。
〔マタイ傳21章23節〕
23 みやいたりてをしたまふとき、祭司長さいしちゃうたみ長老ちゃうらう御許みもときたりてふ『なに權威けんゐをもてこれことをなすか、がこの權威けんゐさづけしか』~(27) 遂󠄅つひこたへて『らず』とへり。イエスもまたひたまふ『われなに權威けんゐをもてこれのことをすかなんぢらにげじ。 〔マタイ傳21章27節〕
〔マタイ傳26章65節〕
65 ここにだい祭司さいしおのがころもきてふ『かれ瀆言けがしごとをいへり、なんほか證人しょうにんもとめん。よ、なんぢらいまこの瀆言けがしごとをきけり。
〔ルカ傳4章15節〕
15 かくしょ會堂くわいだうにてをしへをなし、すべてのひとあがめられたまふ。
〔ルカ傳19章45節〕
45 かくみやり、あきなひするものどもを逐󠄃いだしはじめ、~(47) イエス日々ひゞみやにてをしへたまふ。祭司長さいしちゃう學者がくしゃおよたみ重立おもだちたるものどもこれころさんとおもひたれど、 〔ルカ傳19章47節〕
〔ルカ傳20章1節〕
1 あるイエスみやにてたみをしへ、福音󠄃ふくいんべゐたまふとき、祭司長さいしちゃう學者がくしゃらは、長老ちゃうらうどもととも近󠄃ちかづききたり、~(8) イエスひたまふ『われもなに權威けんゐをもてこれことをなすか、なんぢらにげじ』
〔ルカ傳20章8節〕
〔ルカ傳21章37節〕
37 イエスひるみやにてをしへ、よるでてオリブといふやま宿やどりたまふ。
〔ヨハネ傳7章14節〕
14 まつりも、はや半󠄃なかばとなりしころイエスみやにのぼりてをしたまへば、
〔ヨハネ傳7章26節〕
26 よ、公然おほやけかたるにこれたいしてなにをもものなし、つかさたちはひとのキリストたるをまこと認󠄃みとめしならんか。
〔ヨハネ傳7章28節〕
28 こゝにイエスみやにてをしへつつよばはりてたまふ『なんぢらわれり、またわが何處いづこよりかをる。されどわれおのれよりきたるにあらず、まことものありてわれ遣󠄃つかはたまへり。なんぢらはかれらず、
〔ヨハネ傳8章2節〕
2 夜明よあけごろ、またみやりしに、たみみな御許みもときたりたれば、してをしたまふ。
〔ヨハネ傳10章23節〕
23 イエスみやうち、ソロモンのらうあゆみたまふに、~(39) かれらまたイエスをとらへんとせしが、そのより脫󠄁のがれてたまへり。
〔ヨハネ傳10章39節〕
and in
〔イザヤ書45章19節〕
19 われはかくれたるところのくらき所󠄃ところにてかたらず われはヤコブのすゑになんぢらがわれをたづぬるは徒然いたづらなりといはず われヱホバはただしきことをかたりなほきことを
〔イザヤ書48章16節〕
16 なんぢらわれにちかよりてこれをきけ われはじめよりこれをひそかにかたりしにあらず そのなりしときよりわれはかしこにり いましゆヱホバわれとそのみたまとをつかはしたまへり
〔マタイ傳24章26節〕
26 さればひともしなんぢらに「よ、かれ荒野あらのにあり」といふともくな「よ、かれ部屋へやにあり」とふともしんずな。
〔ヨハネ傳7章4節〕
4 たれにてもみづかあらはれんことをもとめてひそかわざをなすものなし。なんぢこれらのことすからにはおのれにあらはせ』
〔使徒行傳26章26節〕
26 わうこれのことをるゆゑにわれその前󠄃まへはゞからずしてかたる。これらのこと片隅かたすみおこなはれたるにあらねば、ひとつとしてわうかくれたるはなしとしんずるにる。

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なにゆゑわれふか、かたれることはきたる人々ひとびとへ。よ、かれらはひしことをるなり』
Why askest thou me? ask them which heard me, what I have said unto them: behold, they know what I said.


ask
〔マタイ傳26章59節〕
59 祭司長さいしちゃうらと全󠄃ぜん議會ぎくわいと、イエスをさだめんとて、いつはりの證據しょうこもとめたるに、
〔マタイ傳26章60節〕
60 おほくの僞證者ぎしょうしゃいでたれどもず。のち二人ふたりものいでて
〔マルコ傳14章55節〕
55 さて祭司長さいしちゃうおよ全󠄃ぜん議會ぎくわい、イエスをさだめんとて、證據しょうこもとむれどもず。~(59) れどなほこの證據しょうこもあはざりき。 〔マルコ傳14章59節〕
〔ルカ傳22章67節〕
67 『なんぢしキリストならば、われらにへ』イエスたまふ『われふともなんぢしんぜじ、
〔使徒行傳24章12節〕
12 またかれらは、みやにても會堂くわいだうにても市中しちゅうにてもひとあらそひ、群衆ぐんじゅうさわがしたるをず、
〔使徒行傳24章13節〕
13 いまうったへたることにつきても證明しょうめいすることあたはざるなり。
〔使徒行傳24章18節〕
18 そのときかれらは潔󠄄きよめをなしてみやにをるをたるのみにて群衆ぐんじゅうもなく騷擾さわぎもなかりしなり。~(20) あるひはまた此處ここなる人々ひとびと、わがさき議會ぎくわいちしとき、われなに不義ふぎ認󠄃みとめしかへ。 〔使徒行傳24章20節〕

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たまふとき、かたはらに下役したやく一人ひとり手掌てのひらにてイエスをちてふ『かくもだい祭司さいしこたふるか』
And when he had thus spoken, one of the officers which stood by struck Jesus with the palm of his hand, saying, Answerest thou the high priest so?


Answerest
〔使徒行傳23章4節〕
4 かたはらにものいふ『なんぢかみだい祭司さいしのゝしるか』
〔使徒行傳23章5節〕
5 パウロふ『兄弟きゃうだいたちよ、われそのだい祭司さいしたることをらざりき。しるして「なんぢのたみつかさをそしるからず」とあればなり』
struck
〔ヨブ記16章10節〕
10 かれわれにむかひてくちわれいやしめてわがほゝあひあつまりてわれ
〔ヨブ記30章10節〕
10 かれらわれいとふて遠󠄄とほわれはなれ またわがかほつばきすることをいなまず~(12) このともがらわがみぎ起󠄃たちあがり わがあしおしのけわれにむかひて滅亡ほろびみちきづく 〔ヨブ記30章12節〕
〔イザヤ書50章5節〕
5 しゆヱホバわがみゝをひらきたまへり われは逆󠄃さからふことをせず退󠄃しりぞくことをせざりき~(7) しゆヱホバわれをたすけたまはん このゆゑにわれはづることなかるべし われわがかほいしごとくしてはぢしめらるることなきをる 〔イザヤ書50章7節〕
〔エレミヤ記20章2節〕
2 こゝおいてパシユル預言者よげんしやヱレミヤをちヱホバのいへにあるかみのベニヤミンのもん桎梏あしがせつなげり
〔ミカ書5章1節〕
1 軍隊ぐんたいむすめいまなんぢあつまりてたいをつくれ てきわれらをせめかこつゑをもてイスラエルの士師さばきびとほゝ
〔マタイ傳26章67節〕
67 ここにかれその御顏みかほつばきこぶしにてち、あるものどもは手掌てのひらにてたゝきて
〔マタイ傳26章68節〕
68 『キリストよ、われらに預言よげんせよ、なんぢをうちしものたれなるか』
〔マルコ傳14章65節〕
65 しかしてあるものどもはイエスにつばきし、又󠄂またそのかほおほひ、こぶしにてちなど爲始しはじめてふ、『預言よげんせよ』下役したやくどもイエスをけ、手掌てのひらにてうてり。
〔ルカ傳22章63節〕
63 まもものどもイエスを嘲弄てうろうし、これち、
〔ルカ傳22章64節〕
64 そのおほひてふ『預言よげんせよ、なんぢちしものたれなるか』
〔使徒行傳23章2節〕
2 だい祭司さいしアナニヤかたはらにものどもに、かれくちつことをめいず。
〔使徒行傳23章3節〕
3 こゝにパウロふ『しろりたるかべよ、かみなんぢをたまはん、なんぢ律法おきてによりてわれさばくためにしながら、律法おきてもとりてわれつことをめいずるか』
the palm of his hand

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イエスこたたまふ『わがかたりしこと、もししくば、そのしきゆゑあかしせよ。くばなにとてつぞ』
Jesus answered him, If I have spoken evil, bear witness of the evil: but if well, why smitest thou me?


If
〔コリント後書10章1節〕
1 なんぢらにたい面前󠄃めんぜんにては謙󠄃へりくだり、はなれゐてはいさましきわれパウロ、みづからキリストの柔和にうわ寛容くわんようとをもてなんぢらにすゝむ。
〔ペテロ前書2章20節〕
20 もしつみをかしてたるるとき、これ忍󠄄しのぶともなにこうかある。れどぜんおこなひてなほくるしめらるるときこれを忍󠄄しのばば、これかみめたまふ所󠄃ところなり。~(23) またのゝしられてのゝしらず、くるしめられておびやかさず、たゞしくさばきたまふものおのれゆだね、 〔ペテロ前書2章23節〕

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こゝにアンナス、イエスをしばりたるままにて、だい祭司さいしカヤパのもと送󠄃おくれり。

Now Annas had sent him bound unto Caiaphas the high priest.


Annas
〔マタイ傳26章57節〕
57 イエスをとらへたるものども、學者がくしゃ長老ちゃうらうらのあつまだい祭司さいしカヤパのもときゆく。
〔ヨハネ傳18章13節〕
13 アンナスはそのとしだい祭司さいしなるカヤパのしうとなり。
bound

前に戻る 【ヨハネ傳18章25節】

シモン・ペテロちてあたゝまりたるに、人々ひとびといふ『なんぢもかれ弟子でし一人ひとりなるか』いなみてふ『しからず』
And Simon Peter stood and warmed himself. They said therefore unto him, Art not thou also one of his disciples? He denied it, and said, I am not.


He
〔創世記18章15節〕
15 サラおそれたればうけがはずしてわれわらはずとへりヱホバいひたまひけるはいなやなんぢわらへるなり
〔箴言29章25節〕
25 ひとおそるればわなにおちいる ヱホバをたのむものまもられん
〔ガラテヤ書2章11節〕
11 れどケパがアンテオケにきたりしときむべきことのありしをもて、面前󠄃まのあたりこれとあらそひたり。~(13) ほかのユダヤびとかれとともに僞行いつはりごとをなし、バルナバまでもその僞行いつはりごとさそはれゆけり。 〔ガラテヤ書2章13節〕
They
〔マタイ傳26章69節〕
69 ペテロそとにて中庭なかにはしゐたるに、一人ひとり婢女はしためきたりてふ『なんぢも、ガリラヤびとイエスとともにゐたり』
〔マタイ傳26章71節〕
71 かくてかどまできたるときほか婢女はしためかれをて、其處そこにをるものどもにむかひて『このひとはナザレびとイエスとともにゐたり』とへるに、
〔マルコ傳14章68節〕
68 ペテロうけがはずして『われはなんぢふことをらず、又󠄂またその意󠄃こゝろをもさとらず』とひてにはぐちでたり。《[*]》[*異本六八節の末に「時に鷄なきぬ」といふ句あり。]~(70) ペテロかさねてうけがはず、しばらくしてまたかたはらにものどもペテロにふ『なんぢはたしかに、かの黨與ともがらなり、なんぢもガリラヤびとなり』 〔マルコ傳14章70節〕
〔ルカ傳22章58節〕
58 しばらくしてほかものペテロをふ『なんぢもかれ黨與ともがらなり』ペテロふ『ひとよ、しからず』
stood
〔マルコ傳14章37節〕
37 きたりて、そのねむれるを、ペテロにたまふ『シモンよ、なんぢねむるか、いちときさましをることあたはぬか。
〔マルコ傳14章38節〕
38 なんぢら誘惑まどはしおちいらぬやうさまし、かついのれ。こゝろねつすれども肉體にくたいよわきなり』
〔マルコ傳14章67節〕
67 ペテロのあたゝまりをるを、これにめて『なんぢも、かのナザレびとイエスとともたり』とふ。
〔ルカ傳22章56節〕
56 婢女はしためペテロのひかりけてるを、これにそゝぎてふ『このひとかれともにゐたり』
〔ヨハネ傳18章18節〕
18 ときさむくしてしもべ下役したやくども炭火すみびおこし、そのかたはらにちてあたゝまりりしに、ペテロもともちてあたゝまりゐたり。

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だい祭司さいししもべ一人ひとりにて、ペテロにみみおとされしもの親族しんぞくなるがふ『われなんぢそのにてかれともなるをしならずや』
One of the servants of the high priest, being his kinsman whose ear Peter cut off, saith, Did not I see thee in the garden with him?


Did
〔箴言12章19節〕
19 眞理まことをいふ口唇くちびる何時いつまでもたもつ されど虛僞いつはりをいふしたはただ瞬息まばたきのあひだのみなり
〔マタイ傳26章73節〕
73 しばらくして其處そこものども近󠄃ちかづきてペテロにふ『なんぢもたしかにかの黨與ともがらなり、なんぢ國訛くになまりなんぢをあらはせり』
〔マルコ傳14章70節〕
70 ペテロかさねてうけがはず、しばらくしてまたかたはらにものどもペテロにふ『なんぢはたしかに、かの黨與ともがらなり、なんぢもガリラヤびとなり』
〔マルコ傳14章71節〕
71 ときペテロうけひ、かつちかひて『われはなんぢらのひとらず』とづ。
〔ルカ傳22章59節〕
59 ひとときばかりして又󠄂またほかのをとこりてふ『まさしくひとかれとともにりき、これガリラヤびとなり』
〔ルカ傳22章60節〕
60 ペテロふ『ひとよ、われなんぢのふことをらず』なほ終󠄃へぬにやがにはとりきぬ。
being
〔ヨハネ傳18章10節〕
10 シモン・ペテロつるぎをもちたるが、これだい祭司さいししもべちて、そのみぎみみおとす、しもべはマルコスとふ。

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ペテロまたいなをりしもにはとりきぬ。

Peter then denied again: and immediately the cock crew.


and
〔マタイ傳26章34節〕
34 イエスたまふ『まことになんぢぐ、今宵󠄃こよひにはとり前󠄃まへに、なんぢたびわれいなむべし』
〔マタイ傳26章74節〕
74 こゝにペテロうけひ、かつちかひて『われそのひとらず』とづるをりしも、にはとりきぬ。
〔マタイ傳26章75節〕
75 ペテロ『にはとり前󠄃まへに、なんぢ三度みたびわれをいなまん』とイエスのたまひし御言みことばおもひだし、そとでていたけり。
〔マルコ傳14章30節〕
30 イエスたまふ『まことになんぢぐ、今日けふこのにはとりふたたび前󠄃まへに、なんぢたびわれいなむべし』
〔マルコ傳14章68節〕
68 ペテロうけがはずして『われはなんぢふことをらず、又󠄂またその意󠄃こゝろをもさとらず』とひてにはぐちでたり。《[*]》[*異本六八節の末に「時に鷄なきぬ」といふ句あり。]
〔マルコ傳14章71節〕
71 ときペテロうけひ、かつちかひて『われはなんぢらのひとらず』とづ。
〔マルコ傳14章72節〕
72 そのをりしも、またにはとりなきぬ。ペテロ『にはとり二度ふたゝびなく前󠄃まへに、なんぢ三度みたびわれをいなまん』とイエスのたまひし御言みことばおもひいだし、おもかへしてきたり。
〔ルカ傳22章34節〕
34 イエスたまふ『ペテロよわれなんぢにぐ、今日けふなんぢ三度みたびわれをらずといなむまではにはとりかざるべし』
〔ルカ傳22章60節〕
60 ペテロふ『ひとよ、われなんぢのふことをらず』なほ終󠄃へぬにやがにはとりきぬ。~(62) そとでていたけり。
〔ルカ傳22章62節〕
〔ヨハネ傳13章38節〕
38 イエスこたたまふ『なんぢがために生命いのちつるか、まことにまことになんぢぐ、なんぢ三度みたびわれをいなむまでは、にはとりかざるべし』

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かく人々ひとびとイエスをカヤパのもとより官邸くわんていにひきゆく、とき夜明よあけなり。かれ過󠄃越すぎこし食󠄃しょくをなさんために、汚穢けがれけじとておのれらは官邸くわんていらず。
Then led they Jesus from Caiaphas unto the hall of judgment: and it was early; and they themselves went not into the judgment hall, lest they should be defiled; but that they might eat the passover.


and they
〔詩篇35章16節〕
16 かれらは洒宴しゆえんにてきたなきことをのぶる嘲笑者あざけりびとのごとくわれにむかひてをかみならせり
〔イザヤ書1章10節〕
10 なんぢらソドムの有司つかさびとよヱホバのことばをきけ なんぢらゴモラのたみよ われらのかみ律法おきてみゝをかたぶけよ~(15) われなんぢらがをのぶるときをおほひ 汝等なんぢらがおほくの祈禱いのりをなすときもきくことをせじ なんぢらのにはみちたり 〔イザヤ書1章15節〕
〔エレミヤ記7章8節〕
8 みよなんぢらはえきなきいつはりことばたのむ~(11) わがをもてとなへらるるこのいへなんぢらのには盜賊ぬすびとゆるやわれこれをみたりとヱホバいひたまふ
〔エレミヤ記7章11節〕
〔アモス書5章21節〕
21 われなんぢらの節󠄄筵いはひにくみかつ藐視いやしむ またなんぢらの集會しうくわいよろこばじ~(23) なんぢらのうたこゑわが前󠄃まへなんぢらのこと音󠄃われこれをきかじ 〔アモス書5章23節〕
〔ミカ書3章10節〕
10 かれらはをもてシオンを不義ふぎをもてエルサレムをつ~(12) これによりてシオンはなんぢのゆゑに田圃たはたとなりてたがへされエルサレムは石堆いしづかとなりみややまおひしげる高處たかきところとならん 〔ミカ書3章12節〕
〔マタイ傳23章23節〕
23 禍害󠄅わざはひなるかな、僞善ぎぜんなる學者がくしゃ、パリサイびとよ、なんぢらは薄荷はくか蒔蘿いのんど・クミンの十分󠄃じふぶんいち納󠄃をさめて、律法おきてうちにてもっとおも公平󠄃こうへい憐憫あはれみ忠信ちうしんとを等閑なほざりにす。れどこれおこなふべきものなり、しかしてかれもまた等閑なほざりにすべきものならず。~(28) かくのごとくなんぢらもそとひとたゞしくゆれども、うち僞善ぎぜん不法ふほふとにて滿つるなり。
〔マタイ傳23章28節〕
〔マタイ傳27章6節〕
6 祭司長さいしちゃうら、そのぎんをとりてふ『これはあたひなれば、みやくら納󠄃をさむるはからず』
〔使徒行傳10章28節〕
28 『なんぢらのごとく、ユダヤびとたるものほか國人くにびとまじはりまた近󠄃ちかづくことは、律法おきて適󠄄かなはぬ所󠄃ところなり、れどかみは、なにひとをもけがれたるもの潔󠄄きよからぬものふまじきことをわれしめしたまへり。
〔使徒行傳11章3節〕
3 『なんぢ割󠄅禮かつれいなきものうちりてこれとも食󠄃しょくせり』
early
〔箴言1章16節〕
16 そはかれらのあしあくはしながさんとて急󠄃いそげばなり
〔箴言4章16節〕
16 そは彼等かれらあくさざればねむらず ひとつまづかせざればいねず
〔ミカ書2章1節〕
1 そのとこにありて不義ふぎはか惡事あくじ工夫くはだつ者等ものどもにはわざはひあるべし かれらはそのちからあるがゆゑ天亮よあけにおよべばこれをおこな
〔ルカ傳22章66節〕
66 夜明よあけになりてたみ長老ちゃうらう祭司長さいしちゃう學者がくしゃあひあつまり、イエスをその議會ぎくわいいだしてふ、
eat
〔申命記16章2節〕
2 なんぢすなはちヱホバのそのおかんとてえらびたまふところにてひつじおよびうしほふなんぢかみヱホバの前󠄃まへ逾越節󠄄すぎこしのいはひをなすべし
〔歴代志略下30章21節〕
21 ヱルサレムにきたれるイスラエルの子孫ひと〴〵おほいなる喜悅よろこびをいだきて七日なぬかあひだたねいれぬパンの節󠄄いはひをおこなへり又󠄂またレビびと祭司さいし日々ひびにヱホバを讃美さんびたかきがくそうしてヱホバをたゝへたり~(24) ときにユダのわうヒゼキヤは牡牛をうしせんひつじせん會衆くわいしうおく又󠄂また牧伯等つかさたち牡牛をうしせんひつじまん會衆くわいしうおくれり祭司さいしもまたおほ潔󠄄きよめたり 〔歴代志略下30章24節〕
〔歴代志略下35章8節〕
8 その牧伯等つかさたちたみ祭司さいしとレビびと誠意󠄃まごころよりあたふる所󠄃ところありまたかみいへ長等をさたちヒルキヤ、ゼカリヤ、ヱヒエルも綿羊ひつじせんぴやくうしびやく祭司さいしあたへて逾越すぎこし祭物ささげものす~(14) かくてのちかれら自身みづからのためと祭司さいしたちのためにそなはアロンの子孫しそんたる祭司さいしたち燔祭はんさいあぶらさゝげてよるいりたればなりこれよりかくレビびと自分󠄃みづからのためとアロンの子孫しそんたる祭司さいしたちのためにそなふるなり 〔歴代志略下35章14節〕
〔歴代志略下35章17節〕
17 すなは其處そこきたれるイスラエルの子孫ひと〴〵そのとき逾越節󠄄すぎこしのいはひおこな七日なぬかあひだたねいれぬパンの節󠄄いはひおこなへり
〔歴代志略下35章18節〕
18 預言者よげんしやサムエルのより以來このかたイスラエルにてかくのごとくに逾越節󠄄すぎこしのいはひおこなひしことなし又󠄂またイスラエルの諸王しよわううちにはヨシアが祭司さいしレビびとならびにきたりあつまれるユダとイスラエルの諸人ひと〴〵およびヱルサレムのたみとともにおこなひしごと逾越節󠄄すぎこしのいはひおこなひしもの一人ひとりもあらず
〔エゼキエル書45章21節〕
21 正月しやうがつの十四なんぢ逾越節󠄄すぎこしまも七日なぬかあひだいはひをなし無酵たねいれぬパンを食󠄃くらふべし
〔ヨハネ傳18章39節〕
39 過󠄃越すぎこしのときわれなんぢらに一人ひとり囚人めしうどゆるれいあり、さればなんぢらユダヤびとわうをわがゆるさんことを望󠄇のぞむか』
〔ヨハネ傳19章14節〕
14 この過󠄃越すぎこし準備そなへにて、ときは《[*]》第六時だいろくじごろなりき。ピラト、ユダヤびとにいふ『よ、なんぢらのわうなり』[*今の正午頃ならん。]
hall of judgment
無し
led
〔マタイ傳27章1節〕
1 夜明よあけになりてすべての祭司長さいしちゃうたみ長老ちゃうらうら、イエスをころさんとあひはかり、
〔マタイ傳27章2節〕
2 遂󠄅つひこれしばり、きゆきて總督そうとくピラトにわたせり。
(10) 陶工すゑつくりはたしろこれあたへたり。しゅわれめいたまひしごとし』
〔マタイ傳27章10節〕
〔マルコ傳15章1節〕
1 あくるやたゞちに、祭司長さいしちゃう長老ちゃうらう學者がくしゃら、すなは全󠄃ぜん議會ぎくわいともにあひはかりて、イエスをしばきゆきて、ピラトにわたす。~(5) されどピラトのあやしむばかりイエスさらなにをもこたたまはず。
〔マルコ傳15章5節〕
〔ルカ傳23章1節〕
1 民衆みんしゅうみな起󠄃ちて、イエスをピラトの前󠄃まへきゆき、~(5) かれますますつのり『かれはユダヤ全󠄃國ぜんこくをしへをなしてたみさわがし、ガリラヤよりはじめて、此處ここいたる』とふ。 〔ルカ傳23章5節〕
〔使徒行傳3章13節〕
13 アブラハム、イサク、ヤコブのかみ、われらの先祖せんぞかみは、そのしもべイエスに榮光えいくわうあらしめたまへり。なんぢこのイエスをわたし、ピラトのこれゆるさんとさだめしを、前󠄃まへにていなみたり。
unto
〔マタイ傳27章27節〕
27 ここに總督そうとく兵卒へいそつども、イエスを官邸くわんていにつれゆき、全󠄃ぜんたい御許みもとあつめ、
〔マルコ傳15章16節〕
16 兵卒へいそつどもイエスを官邸くわんてい中庭なかにはれゆき、全󠄃ぜんたいあつめて、
〔ヨハネ傳18章33節〕
33 こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』
〔ヨハネ傳19章9節〕
9 ふたゝ官邸くわんていりてイエスにふ『なんぢは何處いづこよりぞ』イエスこたへをなしたまはず。

前に戻る 【ヨハネ傳18章29節】

こゝにピラトかれらの前󠄃まへでゆきてふ『このひとたいして如何いかなる訴訟うったへをなすか』
Pilate then went out unto them, and said, What accusation bring ye against this man?


What
〔マタイ傳27章23節〕
23 ピラトふ『かれなに惡事あくじをなしたるか』かれはげしくさけびていふ『十字架じふじかにつくべし』
〔使徒行傳23章28節〕
28 ユダヤびとかれうったふる理由りいうらんとほっして、その議會ぎくわいきたるに、~(30) 又󠄂またこのひと害󠄅がいせんとする謀計はかりごとありとわれきこえたれば、われにはかにこれをなんぢのもとに送󠄃おくり、これをうったふるものに、なんぢの前󠄃まへにてかれうったへんことをめいじたり』
〔使徒行傳23章30節〕
〔使徒行傳25章16節〕
16 われこたへて、うったへらるるものいまうったふるもの面前󠄃めんぜんにて辯明べんめいするをりあたへられぬ前󠄃さきわたすは、ロマびと慣例ならはしにあらぬことげたり。

前に戻る 【ヨハネ傳18章30節】

こたへてふ『もしあくをなしたるものならずばなんぢわたさじ』
They answered and said unto him, If he were not a malefactor, we would not have delivered him up unto thee.


If
〔マルコ傳15章3節〕
3 祭司長さいしちゃうら、さまざまにうったふれば、
〔ルカ傳20章19節〕
19 のとき學者がくしゃ祭司長さいしちゃうら、イエスにをかけんとおもひたれど、たみおそれたり。このたとへおのれどもをしてたまへるをさとりしにる。~(26) かれらたみ前󠄃まへにてことばをとらへず、かつそのこたへあやしみてもだしたり。
〔ルカ傳20章26節〕
〔ルカ傳23章2節〕
2 うったでてふ『われらひとが、わがくにたみまどはし、みつぎをカイザルに納󠄃をさむるをきんじ、かつみづかわうなるキリストととなふるを認󠄃みとめたり』~(5) かれますますつのり『かれはユダヤ全󠄃國ぜんこくをしへをなしてたみさわがし、ガリラヤよりはじめて、此處ここいたる』とふ。 〔ルカ傳23章5節〕
〔ヨハネ傳19章12節〕
12 こゝにおいてピラト、イエスをゆるさんことをつとむ。れどユダヤびとさけびてふ『なんぢしこのひとゆるさば、カイザルの忠臣ちゅうしんにあらず、おほよそおのれをわうとなすものはカイザルにそむくなり』
delivered
〔マルコ傳10章33節〕
33よ、われらエルサレムにあがる。ひと祭司長さいしちゃう學者がくしゃらにわたされん。かれさだめて、異邦人いはうじんわたさん。
〔ルカ傳24章7節〕
7 すなはち「ひとかならつみあるひとわたされ、十字架じふじかにつけられ、かつ三日みっかめによみがへるべし」とたまへり』
〔使徒行傳3章13節〕
13 アブラハム、イサク、ヤコブのかみ、われらの先祖せんぞかみは、そのしもべイエスに榮光えいくわうあらしめたまへり。なんぢこのイエスをわたし、ピラトのこれゆるさんとさだめしを、前󠄃まへにていなみたり。

前に戻る 【ヨハネ傳18章31節】

ピラトふ『なんぢらかれ引取ひきとり、おのが律法おきてしたがひてさばけ』ユダヤびといふ『われらにひところ權威けんゐなし』
Then said Pilate unto them, Take ye him, and judge him according to your law. The Jews therefore said unto him, It is not lawful for us to put any man to death:


It
〔創世記49章10節〕
10 つゑユダをはなれずのりたつものそのあしあひだをはなるゝことなくしてシロのきたときにまでおよばんかれもろ〳〵たみしたがふべし
〔エゼキエル書21章26節〕
26 しゆヱホバかく冕旒かぶりもの冠冕かんむりはなこれこれならざるべしひくものたかくせられたかものひくくせられん
〔エゼキエル書21章27節〕
27 われ顚覆くつがへすことをなし顚覆くつがへすことをなし顚覆くつがへすことなさ權威けんゐもつべきものきたときまでこれあることなしかれわれこれあた
〔ホセア書3章4節〕
4 イスラエルの子輩こらおほくのわうなくきみなく犧牲いけにへなくしるしのはしらなくエボデなくテラビムなくしてらん
〔ホセア書3章5節〕
5 そののちイスラエルの子輩こらはかへりてそのかみヱホバとそのわうダビデをたづねもとめすゑのにをののきてヱホバとその恩惠めぐみとにむかひてゆかん
〔ヨハネ傳19章15節〕
15 かれらさけびていふ『のぞけ、のぞけ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『われなんぢらのわう十字架じふじかにつくべけんや』祭司長さいしちゃうこたふ『カイザルのほかわれらにわうなし』
Take
〔ヨハネ傳19章6節〕
6 祭司長さいしちゃう下役したやくどもイエスをさけびいふ『十字架じふじかにつけよ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『なんぢらみづからとりて十字架じふじかにつけよ、われかれつみあるをず』
〔ヨハネ傳19章7節〕
7 ユダヤびとこたふ『われらに律法おきてあり、その律法おきてによればあたるべきものなり、かれはおのれをかみとなせり』
〔使徒行傳25章18節〕
18 うったふるものかれをかこみてちしが、おもひしごときしきことひとつもぶる所󠄃ところなし。~(20) かゝ審理しらべにはわれ當惑たうわくせしゆゑ、かのひとに、なんぢエルサレムに彼處かしこにてさばかるることこのむかとひしに、 〔使徒行傳25章20節〕

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これイエスおの如何いかなるにてぬるかをしめしてたまひし御言みことば成就じゃうじゅせんためなり。

That the saying of Jesus might be fulfilled, which he spake, signifying what death he should die.


the saying
〔マタイ傳20章19節〕
19 また嘲弄てうろうし、むちうち、十字架じふじかにつけんため異邦人いはうじんわたさん、かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔マタイ傳26章2節〕
2 『なんぢらのるごとく、二日ふつかのち過󠄃越すぎこしまつりなり、ひと十字架じふじかにつけられんためらるべし』
〔ルカ傳18章32節〕
32 ひと異邦人いはうじんわたされ、嘲弄てうろうせられ、はづかしめられ、つばきせられん。
〔ルカ傳18章33節〕
33 かれこれをむちうち、かつころさん。かくかれ三日みっかめによみがへるべし』
〔ルカ傳24章7節〕
7 すなはち「ひとかならつみあるひとわたされ、十字架じふじかにつけられ、かつ三日みっかめによみがへるべし」とたまへり』
〔ルカ傳24章8節〕
8 ここにかれらその御言みことばおもで、
〔ヨハネ傳3章14節〕
14 モーセ荒野あらのにてへびげしごとく、ひともまたかならげらるべし。
〔ヨハネ傳10章31節〕
31 ユダヤびとまたいしりあげてイエスをたんとす。
〔ヨハネ傳10章33節〕
33 ユダヤびとこたふ『なんぢをいしにてつはきわざのゆゑならず、瀆言けがしごとゆゑにして、なんぢひとなるにおのれかみとするゆゑなり』
〔ヨハネ傳12章32節〕
32 われもしよりげられなば、すべてのひとをわがもときよせん』
〔ヨハネ傳12章33節〕
33 かくひて、おの如何いかなるにてぬるかをしめたまへり。
〔使徒行傳7章59節〕
59 かくかれがステパノをいしにててるとき、ステパノびてふ『しゅイエスよ、れいけたまへ』
what
〔申命記21章23節〕
23 翌󠄃朝󠄃あくるあさまでそのからだうへとめおくべからずかならずこれをそのうちうづむべしかけらるるものはヱホバにのろはるるものなればなりかくするはなんぢかみヱホバのなんぢたまふて產業さんげふとなさしめたまふけがれざらんためなり
〔詩篇22章16節〕
16 そはいぬわれをめぐりあしきもののむれわれをかこみてわがおよびわがあしをさしつらぬけり
〔ガラテヤ書3章13節〕
13 キリストは我等われらのためにのろはるるものとなりて律法おきてのろひよりわれらをあがないだたまへり。しるして『けらるるものすべのろはるべし』とへばなり。

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こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』
Then Pilate entered into the judgment hall again, and called Jesus, and said unto him, Art thou the King of the Jews?


and said
〔マタイ傳27章11節〕
11 さてイエス、總督そうとく前󠄃まへたまひしに、總督そうとくひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』イエスたまふ『なんぢのふがごとし』
〔マルコ傳15章2節〕
2 ピラト、イエスにひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』こたへてたまふ『なんぢのふがごとし』
〔ルカ傳23章3節〕
3 ピラト、イエスにひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』こたへてたまふ『なんぢのふがごとし』
〔ルカ傳23章4節〕
4 ピラト祭司長さいしちゃうらと群衆ぐんじゅうとにふ『われひととがあるをず』
〔ヨハネ傳18章37節〕
37 こゝにピラトふ『さればなんぢわうなるか』イエスこたたまふ『われのわうたることはなんぢへるごとし。われこれがためにうまれ、これがためにきたれり、すなは眞理しんりにつきてあかしせんためなり。すべ眞理しんりぞくするものこゑをきく』
〔テモテ前書6章13節〕
13 われすべてのものかしたまふかみのまへ、およびポンテオ・ピラトにむかひて言明いひあらはしをなしたまひしキリスト・イエスの前󠄃まへにてなんぢめいず。
the King
〔詩篇2章6節〕
6 しかれどもわれわがわうをわがきよきシオンのやまにたてたりと~(12) にくちつけせよ おそらくはかれいかりをはなちなんぢら途󠄃みちにほろびんその忿恚いきどほりはすみやかにもゆべければなり すべてかれに依賴よりたのむものはさいはひなり 〔詩篇2章12節〕
〔イザヤ書9章6節〕
6 ひとりの嬰兒みどりごわれらのためにうまれたり 我儕われらはひとりのをあたへられたり 政事まつりごとはそのかたにあり その奇妙きめうまた議士ぎし また大能たいのうかみとこしへのちち 平󠄃和へいわきみととなへられん
〔イザヤ書9章7節〕
7 その政事まつりごと平󠄃和へいわとはましくははりてかぎりなし かつダビデのくらゐにすわりてそのくにををさめいまよりのちとこしへに公平󠄃こうへい正義せいぎとをもてこれをたてこれをたもちたまはん 萬軍ばんぐんのヱホバの熱心ねっしんこれをなしたまふべし
〔エレミヤ記23章5節〕
5 ヱホバいひたまひけるはよわがダビデにひとつただしえだ起󠄃おこきたらんかれわうとなりてをささか公道󠄃おほやけ公義ただしきおこなふべし
〔ゼパニヤ書3章15節〕
15 ヱホバすでになんぢさばきなんぢてき逐󠄃おひはらひたまへり イスラエルのわうヱホバなんぢうちにいます なんぢはかさねて災禍わざはひにあふことあらじ
〔ゼカリヤ書9章9節〕
9 シオンのむすめおほいよろこべヱルサレムのむすめよばはれなんぢわうなんぢきたかれ正義ただしくして拯救すくひたまは柔和にうわにして驢馬ろばすなは牝驢馬めろばなるこまるなり
〔ルカ傳19章38節〕
38むべきかな、しゅによりてきたわうてんには平󠄃和へいわ至高いとたかところには榮光えいくわうあれ』~(40) こたへてたまふ『われなんぢらにぐ、のともがらもださば、いしさけぶべし』
〔ルカ傳19章40節〕
〔ヨハネ傳1章49節〕
49 ナタナエルこたふ『ラビ、なんぢはかみなり、なんぢはイスラエルのわうなり』
〔ヨハネ傳12章13節〕
13 棕梠しゅろえだをとりて迎󠄃むかへ、『「ホサナ、むべきかな、しゅ御名みなによりてきたもの」イスラエルのわう』とよばはる。
〔ヨハネ傳12章15節〕
15 『シオンのむすめよ、おそるな。よ、なんぢのわう驢馬ろばりてきたたまふ』とるがごとし。
〔ヨハネ傳19章3節〕
3 御許みもと進󠄃すゝみてふ『ユダヤびとわうやすかれ』しかして手掌てのひらにててり。
〔ヨハネ傳19章19節〕
19 ピラト罪標すてふだきて十字架じふじかうへかゝぐ『ユダヤびとわう、ナザレのイエス』としるしたり。~(22) ピラトこたふ『わがしるしたることはしるしたるままに』
〔ヨハネ傳19章22節〕
〔使徒行傳2章34節〕
34 それダビデはてんのぼりしことなし、れどみづかふ 「しゅわがしゅたまふ、~(36) ればイスラエルの全󠄃家ぜんかしかるべきなり。なんぢらが十字架じふじかけしのイエスを、かみててしゅとなし、キリストとなしたまへり』
〔使徒行傳2章36節〕
〔詩篇2章6節〕
6 しかれどもわれわがわうをわがきよきシオンのやまにたてたりと~(12) にくちつけせよ おそらくはかれいかりをはなちなんぢら途󠄃みちにほろびんその忿恚いきどほりはすみやかにもゆべければなり すべてかれに依賴よりたのむものはさいはひなり 〔詩篇2章12節〕
〔イザヤ書9章6節〕
6 ひとりの嬰兒みどりごわれらのためにうまれたり 我儕われらはひとりのをあたへられたり 政事まつりごとはそのかたにあり その奇妙きめうまた議士ぎし また大能たいのうかみとこしへのちち 平󠄃和へいわきみととなへられん
〔イザヤ書9章7節〕
7 その政事まつりごと平󠄃和へいわとはましくははりてかぎりなし かつダビデのくらゐにすわりてそのくにををさめいまよりのちとこしへに公平󠄃こうへい正義せいぎとをもてこれをたてこれをたもちたまはん 萬軍ばんぐんのヱホバの熱心ねっしんこれをなしたまふべし
〔エレミヤ記23章5節〕
5 ヱホバいひたまひけるはよわがダビデにひとつただしえだ起󠄃おこきたらんかれわうとなりてをささか公道󠄃おほやけ公義ただしきおこなふべし
〔ゼパニヤ書3章15節〕
15 ヱホバすでになんぢさばきなんぢてき逐󠄃おひはらひたまへり イスラエルのわうヱホバなんぢうちにいます なんぢはかさねて災禍わざはひにあふことあらじ
〔ゼカリヤ書9章9節〕
9 シオンのむすめおほいよろこべヱルサレムのむすめよばはれなんぢわうなんぢきたかれ正義ただしくして拯救すくひたまは柔和にうわにして驢馬ろばすなは牝驢馬めろばなるこまるなり
〔ルカ傳19章38節〕
38むべきかな、しゅによりてきたわうてんには平󠄃和へいわ至高いとたかところには榮光えいくわうあれ』~(40) こたへてたまふ『われなんぢらにぐ、のともがらもださば、いしさけぶべし』
〔ルカ傳19章40節〕
〔ヨハネ傳1章49節〕
49 ナタナエルこたふ『ラビ、なんぢはかみなり、なんぢはイスラエルのわうなり』
〔ヨハネ傳12章13節〕
13 棕梠しゅろえだをとりて迎󠄃むかへ、『「ホサナ、むべきかな、しゅ御名みなによりてきたもの」イスラエルのわう』とよばはる。
〔ヨハネ傳12章15節〕
15 『シオンのむすめよ、おそるな。よ、なんぢのわう驢馬ろばりてきたたまふ』とるがごとし。
〔ヨハネ傳19章3節〕
3 御許みもと進󠄃すゝみてふ『ユダヤびとわうやすかれ』しかして手掌てのひらにててり。
〔ヨハネ傳19章19節〕
19 ピラト罪標すてふだきて十字架じふじかうへかゝぐ『ユダヤびとわう、ナザレのイエス』としるしたり。~(22) ピラトこたふ『わがしるしたることはしるしたるままに』
〔ヨハネ傳19章22節〕
〔使徒行傳2章34節〕
34 それダビデはてんのぼりしことなし、れどみづかふ 「しゅわがしゅたまふ、~(36) ればイスラエルの全󠄃家ぜんかしかるべきなり。なんぢらが十字架じふじかけしのイエスを、かみててしゅとなし、キリストとなしたまへり』
〔使徒行傳2章36節〕

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イエスこたたまふ『これはなんぢおのれよりふか、はたわがことひとなんぢげたるか』
Jesus answered him, Sayest thou this thing of thyself, or did others tell it thee of me?


Sayest
〔ヨハネ傳18章36節〕
36 イエスこたたまふ『わがくにはこののものならず、くにこののものならば、しもべわれをユダヤびとわたさじとたゝかひしならん。れどくによりのものならず』

前に戻る 【ヨハネ傳18章35節】

ピラトこたふ『われはユダヤびとならんや、なんぢ國人くにびと祭司長さいしちゃうなんぢわれわたしたり、なんぢなにをししぞ』
Pilate answered, Am I a Jew? Thine own nation and the chief priests have delivered thee unto me: what hast thou done?


Am I
〔エズラ書4章12節〕
12 わうしるたまへなんぢ所󠄃ところよりのぼきたりしユダヤびとヱルサレムにいたりてわれらのなかにいりかのそむもとにくまちたてなほし石垣いしがききづきあげその基礎いしずゑかたうせり
〔ネヘミヤ記4章2節〕
2 すなはかれその兄弟きやうだいどもおよびサマリアの軍兵ぐんぴやう前󠄃まへかたりてこれ軟弱󠄃よわ〳〵しきユダヤびとなになすみづかつよくせんとするか獻祭まつりをなさんとするか一日いちにちこと終󠄃をへんとするか塵堆ちりづかなかいしすでやけたるにこれとりいだしていかさんとするかと
〔使徒行傳18章14節〕
14 パウロくちひらかんとせしに、ガリオ、ユダヤびとふ『ユダヤびとよ、不正ふせいまたは奸惡かんあくことならば、なんぢらにくは道󠄃理ことわりなれど、~(16) かくかれらを審判󠄄さばきより逐󠄃ひいだす。 〔使徒行傳18章16節〕
〔使徒行傳23章29節〕
29 かれらの律法おきて問題もんだいにつきうったへられたるにて、もしくはなはめあたつみ訴訟うったへにあらざるをりたり。
〔使徒行傳25章19節〕
19 ただおのれらの宗敎しゅうけう、またはイエスとものにたるをきたりとパウロが主張しゅちゃうするなどにくわんする問題もんだいのみなれば、
〔使徒行傳25章20節〕
20 かゝ審理しらべにはわれ當惑たうわくせしゆゑ、かのひとに、なんぢエルサレムに彼處かしこにてさばかるることこのむかとひしに、
〔ロマ書3章1節〕
1 らばユダヤびとなにすぐるる所󠄃ところありや、また割󠄅禮かつれいなにえきありや。
〔ロマ書3章2節〕
2 すべてのことえきおほし、第一だいいちかれらはかみことばゆだねられたり。
Thine
〔ヨハネ傳18章28節〕
28 かく人々ひとびとイエスをカヤパのもとより官邸くわんていにひきゆく、とき夜明よあけなり。かれ過󠄃越すぎこし食󠄃しょくをなさんために、汚穢けがれけじとておのれらは官邸くわんていらず。
〔ヨハネ傳19章11節〕
11 イエスこたたまふ『なんぢうへよりたまはらずば、われたいしてなに權威けんゐもなし。このゆゑわれをなんぢにわたししものつみさらおほいなり』
〔使徒行傳3章13節〕
13 アブラハム、イサク、ヤコブのかみ、われらの先祖せんぞかみは、そのしもべイエスに榮光えいくわうあらしめたまへり。なんぢこのイエスをわたし、ピラトのこれゆるさんとさだめしを、前󠄃まへにていなみたり。
what
〔ヨハネ傳19章6節〕
6 祭司長さいしちゃう下役したやくどもイエスをさけびいふ『十字架じふじかにつけよ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『なんぢらみづからとりて十字架じふじかにつけよ、われかれつみあるをず』
〔使徒行傳21章38節〕
38 なんぢはかのエジプトびとにして、さきらん起󠄃おこして四千しせんにん刺客しかく荒野あらの率󠄃ひきでしものならずや』
〔使徒行傳22章22節〕
22 人々ひとびとききたりしがことばおよび、こゑげてふ『かくのごときものをばよりのぞけ、かしおくべきものならず』~(24) 千卒長せんそつちゃう人々ひとびとなにゆゑパウロにむかひてさけよばはるかをらんとし、むちうちてしらぶることをめいじて、かれ陣營ぢんえいれしむ。 〔使徒行傳22章24節〕

前に戻る 【ヨハネ傳18章36節】

イエスこたたまふ『わがくにはこののものならず、くにこののものならば、しもべわれをユダヤびとわたさじとたゝかひしならん。れどくによりのものならず』
Jesus answered, My kingdom is not of this world: if my kingdom were of this world, then would my servants fight, that I should not be delivered to the Jews: but now is my kingdom not from hence.


Jesus
〔テモテ前書6章13節〕
13 われすべてのものかしたまふかみのまへ、およびポンテオ・ピラトにむかひて言明いひあらはしをなしたまひしキリスト・イエスの前󠄃まへにてなんぢめいず。
My kingdom is
〔詩篇45章3節〕
3 英雄ますらをよなんぢそのつるぎそのさかえそのをこしにおぶべし~(7) なんぢはをいつくしみあくをにくむ このゆゑにかみなんぢのかみはよろこびのあぶらをなんぢのともよりまさりてなんぢにそそぎたまへり 〔詩篇45章7節〕
〔イザヤ書9章6節〕
6 ひとりの嬰兒みどりごわれらのためにうまれたり 我儕われらはひとりのをあたへられたり 政事まつりごとはそのかたにあり その奇妙きめうまた議士ぎし また大能たいのうかみとこしへのちち 平󠄃和へいわきみととなへられん
〔イザヤ書9章7節〕
7 その政事まつりごと平󠄃和へいわとはましくははりてかぎりなし かつダビデのくらゐにすわりてそのくにををさめいまよりのちとこしへに公平󠄃こうへい正義せいぎとをもてこれをたてこれをたもちたまはん 萬軍ばんぐんのヱホバの熱心ねっしんこれをなしたまふべし
〔ダニエル書2章44節〕
44 この王等わうたちてんかみひとつくにたてたまはんこれ何時いつまでもほろぶることなからんこのくにほかたみせずかへつてこのもろ〳〵くにうちやぶりてこれをめつせんこれちて永遠󠄄えいゑんにいたらん
〔ダニエル書7章14節〕
14 これけんさかえくにとをたまひて諸民しよみん諸族しよぞく諸音󠄃しよいんをしてこれにつかへしむそのけん永遠󠄄えいゑんけんにしてうつりさらず又󠄂またそのくにほろぶることなし
〔ゼカリヤ書9章9節〕
9 シオンのむすめおほいよろこべヱルサレムのむすめよばはれなんぢわうなんぢきたかれ正義ただしくして拯救すくひたまは柔和にうわにして驢馬ろばすなは牝驢馬めろばなるこまるなり
〔ルカ傳12章14節〕
14 これひたまふ『ひとよ、われててなんぢらの裁判󠄄人さいばんにんまた分󠄃配ぶんぱいしゃとせしぞ』
〔ルカ傳17章20節〕
20 かみくに何時いつきたるべきかをパリサイびとはれしとき、イエスこたへてひたまふ『かみくにゆべきさまにてきたらず。
〔ルカ傳17章21節〕
21 また「よ、此處ここり」「彼處かしこり」と人々ひとびとはざるべし。よ、かみくになんぢらのうちるなり』
〔ヨハネ傳6章15節〕
15 イエスかれらがきたりておのれをとらへ、わうとなさんとするをり、またひとりにてやまのがれたまふ。
〔ヨハネ傳8章15節〕
15 なんぢらはにくによりてさばく、われたれをもさばかず。
〔ロマ書14章17節〕
17 それかみくに飮食󠄃いんしょくにあらず、平󠄃和へいわ聖󠄄せいれいによれる歡喜よろこびとにるなり。
〔コロサイ書1章12節〕
12 しかして《[*]》われらをひかりにある聖󠄄徒せいと嗣業しげふあづかるにものとしたまひし父󠄃ちち感謝かんしゃせんことなり。[*異本「汝ら」とあり。]~(14) われらは御子みこりて贖罪あがなひすなはちつみゆるしるなり。 〔コロサイ書1章14節〕
then
〔ヨハネ傳18章11節〕
11 イエス、ペテロにひたまふ『つるぎさやをさめよ、父󠄃ちちわれたまひたる酒杯さかづきは、われまざらんや』

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こゝにピラトふ『さればなんぢわうなるか』イエスこたたまふ『われのわうたることはなんぢへるごとし。われこれがためにうまれ、これがためにきたれり、すなは眞理しんりにつきてあかしせんためなり。すべ眞理しんりぞくするものこゑをきく』
Pilate therefore said unto him, Art thou a king then? Jesus answered, Thou sayest that I am a king. To this end was I born, and for this cause came I into the world, that I should bear witness unto the truth. Every one that is of the truth heareth my voice.


Every
〔ヨハネ傳7章17節〕
17 ひともし御意󠄃みこゝろおこなはんとほっせば、をしへかみよりか、おのれよりかたるかをらん。
〔ヨハネ傳8章47節〕
47 かみよりづるものかみことばをきく、なんぢらのかぬはかみよりでぬにる』
〔ヨハネ傳10章26節〕
26 されどなんぢらはしんぜず、ひつじならぬゆゑなり。
〔ヨハネ傳10章27節〕
27 わがひつじはわがこゑをきき、われかれらをり、かれらはわれしたがふ。
〔ペテロ前書1章22節〕
22 なんぢら眞理しんりしたがふによりて靈魂たましひをきよめ、いつはりなく兄弟きゃうだいあいするにいたりたれば、こゝろよりあつあひあいせよ。
〔ヨハネ第一書3章14節〕
14 われら兄弟きゃうだいあいするによりて、より生命いのちうつりしをる、あいせぬもののうちにる。
〔ヨハネ第一書3章19節〕
19 これりてわれ眞理まことよりでしをり、かつわれらのこゝろわれらをむるとも、かみ前󠄃まへこゝろやすんずべし。
〔ヨハネ第一書4章6節〕
6 われらはかみよりでしものなり。かみものは、われらにき、かみよりでぬものは、われらにかず。これによりて眞理しんりれい迷󠄃謬まよひれいとをる。
〔ヨハネ第一書5章20節〕
20 またかみすでにきたりてわれらにまこともの知識ちしきたまひしをわれらはる。しかしてわれらはまことものり、そのイエス・キリストにるなり、かれまことかみにして永遠󠄄とこしへ生命いのちなり。
Thou
〔マタイ傳26章64節〕
64 イエスたまふ『なんぢのへるごとし。かつわれなんぢらにぐ、いまよりのち、なんぢらひとの、全󠄃能者ぜんのうしゃみぎし、てんくもりてきたるをん』
〔マタイ傳27章11節〕
11 さてイエス、總督そうとく前󠄃まへたまひしに、總督そうとくひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』イエスたまふ『なんぢのふがごとし』
〔マルコ傳14章62節〕
62 イエスたまふ『われはそれなり、なんぢひとの、全󠄃能者ぜんのうしゃみぎし、てんくもうちにありてきたるをん』
〔マルコ傳15章2節〕
2 ピラト、イエスにひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』こたへてたまふ『なんぢのふがごとし』
〔ルカ傳23章3節〕
3 ピラト、イエスにひてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』こたへてたまふ『なんぢのふがごとし』
〔テモテ前書6章13節〕
13 われすべてのものかしたまふかみのまへ、およびポンテオ・ピラトにむかひて言明いひあらはしをなしたまひしキリスト・イエスの前󠄃まへにてなんぢめいず。
that I should
〔イザヤ書55章4節〕
4 よわれかれをたててもろもろのたみあかしとし又󠄂またもろもろのたみきみとなし命令めいれいするものとなせり
〔ヨハネ傳8章14節〕
14 イエスこたへてたまふ『われみづかおのれにつきてあかしすともあかしまことなり、われ何處いづこよりきた何處いづこくをゆゑなり。なんぢらは何處いづこよりきたり、何處いづこくをらず、
〔ヨハネ傳14章6節〕
6 イエスかれたまふ『われは道󠄃みちなり、眞理まことなり、生命いのちなり、われらではたれにても父󠄃ちち御許みもとにいたるものなし。
〔ヨハネ黙示録1章4節〕
4 ヨハネふみをアジヤになゝつの敎會けうくわいおくる。ねがはくはいまいまし、むかしいまし、のちきたりたまふものおよび御座みくら前󠄃まへにあるなゝつのれい
〔ヨハネ黙示録3章14節〕
14 ラオデキヤに敎會けうくわい使つかひきおくれ。
   「アァメンたるもの忠實ちゅうじつなるまことなる證人しょうにんかみ造󠄃つくたまふものの本源ほんげんたるものかくふ、

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ピラトふ『眞理しんりとはなにぞ』
   かくひてふたゝびユダヤびと前󠄃まへでてふ『われこのひとなにつみあるをもず。
Pilate saith unto him, What is truth? And when he had said this, he went out again unto the Jews, and saith unto them, I find in him no fault at all.


I find
〔マタイ傳27章18節〕
18 これピラトかれらのイエスをわたししはねたみるとゆゑなり。
〔マタイ傳27章19節〕
19 かれなほ審判󠄄さばきにをるとき、そのつまひと遣󠄃つかはしてはしむ『かの義人ぎじんかゝはることをな、われけふゆめなかにてかれゆゑにさまざまくるしめり』
〔マタイ傳27章24節〕
24 ピラトはなにかひなくかへつてらんにならんとするをて、みづをとり群衆ぐんじゅうのまへにあらひてふ『このひとにつきてわれつみなし、なんぢみづからあたれ』
〔マルコ傳15章14節〕
14 ピラトふ『そもかれなに惡事あくじしたるか』かれらはげしくさけびて『十字架じふじかにつけよ』とふ。
〔ルカ傳23章4節〕
4 ピラト祭司長さいしちゃうらと群衆ぐんじゅうとにふ『われひととがあるをず』
〔ルカ傳23章14節〕
14なんぢらこのひとたみまどはものとしてきたれり。よ、われなんぢらの前󠄃まへにてただしたれど、うったふる所󠄃ところきて、このひととがあるをず。~(16) さればこらしめてこれゆるさん』 〔ルカ傳23章16節〕
〔ヨハネ傳19章4節〕
4 ピラトふたゝでて人々ひとびとにいふ『よ、このひとなんぢらにひきいだす、これはなにつみあるをもぬことをなんぢらのらんためなり』
〔ヨハネ傳19章6節〕
6 祭司長さいしちゃう下役したやくどもイエスをさけびいふ『十字架じふじかにつけよ、十字架じふじかにつけよ』ピラトふ『なんぢらみづからとりて十字架じふじかにつけよ、われかれつみあるをず』
〔ヨハネ傳19章21節〕
21 こゝにユダヤびと祭司長さいしちゃうらピラトにふ『ユダヤびとわうしるさず、われはユダヤびとわうなりと自稱じしょうせりとしるせ』
〔ヨハネ傳19章22節〕
22 ピラトこたふ『わがしるしたることはしるしたるままに』
〔ペテロ前書1章19節〕
19 きずなく汚點しみなき羔羊こひつじごときキリストのたふとることをればなり。
〔ペテロ前書2章22節〕
22 かれつみをかさず、そのくち虛僞いつはりなく、
〔ペテロ前書2章23節〕
23 またのゝしられてのゝしらず、くるしめられておびやかさず、たゞしくさばきたまふものおのれゆだね、
What
〔使徒行傳17章19節〕
19 遂󠄅つひにパウロを《[*]》アレオパゴスにきてふ『なんぢがかたるこのあたらしきをしへ如何いかなるものなるを、われべきか。[*「アレオの山」の意󠄃。]
〔使徒行傳17章20節〕
20 なんぢことなることわれらのみみるるがゆゑに、われらその何事なにごとたるをらんとおもふなり』
〔使徒行傳17章32節〕
32 人々ひとびと死人しにん復活よみがへりをききて、あるもの嘲笑あざわらひしが、あるものは『われらまたこのことなんぢかん』とへり。
〔使徒行傳24章25節〕
25 パウロが正義たゞしき節制せつせいきたらんとする審判󠄄さばきとにつきてろんじたるとき、ペリクスおそれてこたふ『いまれ、よきをりてまたまねかん』
〔使徒行傳24章26節〕
26 かくてパウロよりかねあたへられんことを望󠄇のぞみてなほしばしばかれびよせてはかたれり。

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過󠄃越すぎこしのときわれなんぢらに一人ひとり囚人めしうどゆるれいあり、さればなんぢらユダヤびとわうをわがゆるさんことを望󠄇のぞむか』
But ye have a custom, that I should release unto you one at the passover: will ye therefore that I release unto you the King of the Jews?


I release
〔ヨハネ傳18章33節〕
33 こゝにピラトまた官邸くわんていり、イエスをいだしてふ『なんぢはユダヤびとわうなるか』
ye have
〔マタイ傳27章15節〕
15 まつりときには、總督そうとく群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみにまかせて、囚人めしうど一人ひとりこれゆるれいあり。~(18) これピラトかれらのイエスをわたししはねたみるとゆゑなり。 〔マタイ傳27章18節〕
〔マルコ傳15章6節〕
6 さてまつりときには、ピラトたみねがひまかせて、囚人めしうどひとりをゆるれいなるが、
〔マルコ傳15章8節〕
8 群衆ぐんじゅうすすみきたりて、れいごとくせんことをねがでたれば、
〔ルカ傳23章17節〕
17 [なし]《[*]》[*異本「かれは祭每に必す一人を赦すべきなり」との句あり。]
〔ルカ傳23章20節〕
20 ピラトはイエスをゆるさんとほっして、ふたゝかれらにげたれど、

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かれらまたさけびて『このひとならず、バラバを』とふ、バラバは强盜がうたうなり。
Then cried they all again, saying, Not this man, but Barabbas. Now Barabbas was a robber.


(Whole verse)
〔マタイ傳27章16節〕
16 こゝにバラバといふかくれなき囚人めしうどあり。
〔マタイ傳27章26節〕
26 こゝにピラト、バラバをかれらにゆるし、イエスをむちうちて十字架じふじかにつくるためわたせり。
〔マルコ傳15章7節〕
7 こゝ一揆いっき起󠄃おこし、ひところしてつながれをるものうちに、バラバといふものあり。
〔マルコ傳15章15節〕
15 ピラト群衆ぐんじゅう望󠄇のぞみ滿みたさんとて、バラバをゆるし、イエスをむちうちたるのち、十字架じふじかにつくるためにわたせり。
〔ルカ傳23章18節〕
18 民衆みんしゅうともにさけびてふ『このひとのぞけ、われらにバラバをゆるせ』
〔ルカ傳23章19節〕
19 のバラバは、みやこ起󠄃おこりし一揆いっき殺人ひとごろしとのゆゑによりて、ひとやれられたるものなり。
〔ルカ傳23章25節〕
25 そのもとむるままに、かの一揆いっき殺人ひとごろしとのゆゑによりてひとやれられたるものゆるし、イエスをわたしてかれらのこゝろままならしめたり。
〔使徒行傳3章13節〕
13 アブラハム、イサク、ヤコブのかみ、われらの先祖せんぞかみは、そのしもべイエスに榮光えいくわうあらしめたまへり。なんぢこのイエスをわたし、ピラトのこれゆるさんとさだめしを、前󠄃まへにていなみたり。
〔使徒行傳3章14節〕
14 なんぢらは、この聖󠄄者しゃうじゃ義人ぎじんいなみて、殺人者ひとごろしゆるさんことをもとめ、